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韓国サムスン電子の李副会長、統治強化狙い早期に取締役就任=関係筋

2016年11月10日

[ソウル 10日 ロイター] - 韓国サムスン電子<005930.KS>の取締役に先月就任した創業家出身の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(48)について、事情に詳しい2人の関係者は、株主からの企業統治強化への圧力が就任を早めた要因の一つだったと明らかにした。

ある関係者は、「ここ数年間に社内、社外の取締役から李氏の取締役会入りを求める声があったが、これまで本人は拒否していた」と語った。

ただ、「物言う投資家」として知られる米エリオット・マネジメントが昨年、サムスンC&T(サムスン物産)と第一毛織の合併阻止を図ったことが「早期に取締役に就いて、より真剣に企業統治の問題に取り組むよう李氏が考えるようになった要因の一つ」だと述べた。この合併はサムスングループを率いる李一族が株主よりも一族の利益を優先させているとして批判された。

エリオットはサムスン電子株の0.62%を保有。最近では特別配当の支払いや、上場持ち株会社と上場事業会社への分社化を提案している。サムスン電子は今月末までに回答する意向を示している。

李副会長は父親の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が2014年に倒れ、入院したことを受けて事実上経営の指揮を執ってきた。

関係者によると、来年3月の株主総会で取締役就任の承認を求めるよう説得されてようやく決めたが、プリンター事業を米パソコン大手HP<HPQ.N>に売却する計画で臨時株主総会を10月に開くことになったため、李氏の承認が早まったという。

サムスン電子は、経営陣の構成や企業買収といった重要な決定への李氏の関与を強めることを可能にするため、取締役就任の承認を早めたと説明。

別の関係者は、「李氏が取締役会による統治についてより国際的な基準を取り入れたいと考えている表れだ」と指摘。同氏は取締役会を主要な意思決定機関にする意向だと明らかにした。

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