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中国、EUが市場経済国として完全に認めていないことに失望

2016年11月10日

[北京 10日 ロイター] - 中国商務省の沈丹陽報道官は10日の定例会見で、欧州連合(EU)が中国の「市場経済国」としての地位を完全には認めていないことに政府は失望していると述べた。EUに対し、反ダンピング規制の緩和を求めていくものとみられる。

中国の貿易相手国とEUは、12月半ばから中国に対し、世界貿易機関(WTO)協定上の「市場経済国(MES)」と認めるかどうかを協議してきた。中国側はWTO加盟時の合意内容を根拠に、加盟から15年経つ今年12月に自動的に「市場経済国(MES)」になると主張しているが、米国は、中国の取り組みは市場経済国として認定されるには不十分との考えを示している。

こうした中、欧州委員会は9日、中国の製造業が鉄鋼などの製品を不当に低い価格で輸出しているかどうかを判断する新たな方法を提案した。

中国側はこの提案について、同国が「非市場経済国」であるとの認定を取り下げるものだとみなすとしたが、欧州委員会が「著しいゆがみ」が生じた場合の条項を盛り込んだことに失望していると述べた。この条項では、「ゆがみ」が国内価格に影響を与えた場合、捜査当局は代わりに国際基準価格を適用できると定めている。

沈報道官はEU提案について、「(中国の)『代替国』としての認定を完全に無効とするものではなく、現状をひそかに維持することを許容したに過ぎない」と述べた。さらに、新しい基準は「公正で合理的かつ、透明性を持つべきであり、新しい形で差別を行うものであってはならない」と主張した。

EUの貿易担当大臣らは新しい反ダンピング規制について、11日に協議する予定。

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