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来年のECB利上げ予想も、トランプ氏政策でインフレ期待上昇

2016年11月11日

[ロンドン 10日 ロイター] - 欧州短期金融市場で、欧州中央銀行(ECB)による来年の利上げを見込む動きが出始めている。トランプ次期米大統領が掲げている財政政策により、世界的にインフレ期待が急上昇していることが背景にある。

ECBの利上げは2011年以来。ECBは2011年7月に中銀預金金利を引き上げたが、ユーロ圏の債務危機により直後に利下げを余儀なくされた経緯がある。

現在マイナス0.40%の中銀預金金利について、ドラギECB総裁は利下げ打ち止めをこれまで示唆しており、エコノミストの間では向こう数年にわたり据え置くとの見方が大勢だ。

だが一部では、トランプ氏による想定外の大統領選勝利の余波でインフレ期待が世界的に高まり、ECBが従来想定より早い引き締めを迫られるとの見方から、小幅な利上げを織り込む動きも出てきた。

RBCのストラテジスト、ピーター・シャフリク氏は「過去数カ月は追加利下げを織り込んでいたが、すでにその可能性は完全に排除された。現時点では可能性は小さいが、向こう約1年に利上げもあり得ると言えるだろう」と話す。

同氏によると、来年下期のユーロ圏無担保翌日物平均金利(EONIA)フォワード金利は10日、マイナス0.33%程度に上昇。翌日物金利のマイナス0.34%程度をやや上回っており、これは来年末までに中銀預金金利の10ベーシスポイント(bp)利上げを10%の確率で織り込んでいることを示しているという。

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