ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

ECB、銀行自己資本算出モデル統一目指す 銀行誘致の一助に  

2016年11月11日

[ロンドン 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が、域内銀行の必要自己資本額の算出方法を統一しようとしている。そのことは欧州連合(EU)離脱後の英国から銀行をユーロ圏に誘致する上で役立ちそうだ。

ロンドンに拠点を置く外国銀行は、業務の一部をユーロ圏に移すことが英国のEU離脱後に欧州大陸の顧客にサービスを提供する唯一の道であるならば、そうするだろうとしている。

ロイターは9日、米金融大手のゴールドマン・サックスがロンドンからフランクフルトに一部事業の移管を検討していると報じた。ECBの監督下に入り、英国がEUを離脱した後もユーロ圏やEU域内の顧客にサービス提供を続けられるようにするためだ。

パリやミラノ、ルクセンブルク、ダブリン、マドリードなどもロンドンを拠点とする銀行を誘致しようとしている。ただ、巨大銀行の必要自己資本額を算出に使われるモデルを承認、あるいは理解するには、ユーロ圏各国の規制当局は経験が足りないと心配されている。規制当局の態勢が十分かどうかも不安視されている。

そこでECBは昨年12月に銀行が使っているモデルの信頼性や比較可能度合いを評価するため「内部モデルのターゲット審査(TRIM)」と称するプロジェクトを立ち上げた。

ゴールドマン・サックスをはじめとする巨大銀行は、融資先が債務不履行に陥る可能性など、さまざまなリスクを想定した複数の算出モデルを持っている。規制当局がモデルが適切に使われているかどうかを吟味するには1年から2年の時間がかかる場合もある。

米銀大手の幹部は欧州の規制当局が承認手続きを合理化するよう願っていると話す。

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧