価格を超える価値を持つ一本をスマートに着けこなす。

高品質で手頃価格の本格機械式腕時計がスイスから続々登場。
どれもビジネスシーンに活用できる優れものだ。

シンプルで高品質な
腕時計から始めよう

 時計好きが今注目しているのは、このところスイスの著名な時計ブランドから矢継ぎ早に発表される、高品質で手頃価格の本格機械式腕時計。ここ数年で驚くほどコストパフォーマンスが高いモデルが本当に増えたのである。

 中でもシンプルな3針自動巻きがお薦めだ。このタイプの腕時計に搭載されているスイス製の機械式ムーブメントはまずもって性能は優秀で、高級感に意を払った文字盤は、質感や色使い、あるいは細部の作り込みなど、どれを取っても、以前より格段に洗練された印象を受ける。実際に10万円前後のエントリー・モデルから30万円前後のミドルレンジ・モデルにおいてこのような3針自動巻き腕時計のコストパフォーマンスはワンランク向上していて、「価格を超える価値」がますます実感できるようになってきた。

 ビジネスシーンで日常的に使うにはベストの選択になり得るし、腕時計の価値を理解して自分らしく着けている、良きセンスの持ち主にもなれるだろう。

 

便利な長時間パワーリザーブと、遊び心感じるスケルトン

持続時間が長い自動巻きや内部のメカが透けて見えるスケルトンが
機械式腕時計の新しいトレンドをリードする。

機械としての進化と
目を楽しませるアート

 機械式時計の性能を表す専門用語の一つに「パワーリザーブ」がある。動力のゼンマイが完全に巻き上げられた状態で時計が動き始めてから止まるまで、どれほど連続して動き続けるかを指し、時間数で示される。従来の標準持続時間はおよそ40時間だったが、最近の技術の進歩によって、60時間、72時間、80時間、あるいは7日間といった長時間パワーリザーブ・ムーブメントが続々と登場するようになってきた。例えば72時間以上あれば、金曜の夜に腕から外して放置しても、月曜日の朝も止まらずに動いているわけである。実用面での画期的な進歩である。

 機械式ムーブメントに関連して最近注目を集めるトレンドが「スケルトン」だ。これは、ムーブメント自体をデザインの要素として生かし、文字盤やムーブメントをくり抜いたり、透かしたりなどしてその精緻な構造や動きが見えるようにしたもの。スケルトンは、機械式ならではの新しいスタイルを創出し、腕時計を目で見て楽しむ一種のアートピースへと変えた。

 

正確無比を望むなら日本のGPS電波ソーラー時計を。<br />

腕時計の世界を一変させたGPS衛星電波時計は日本発の革新。
進化し続ける先進技術は、もはや世界のスタンダードに。

はるかな空から降ってくる
正確な時刻とエネルギー

 日本の時計産業が起こした21世紀の時計革命、それは間違いなく「​G​P​S​衛星電波時計」だ。

 日本の最先端技術が凝縮された​G​P​S​衛星電波時計は、都市でも山岳でも大海原でも、世界のあらゆる場所で正確に時刻を表示する腕時計を目指して開発され、位置や時刻情報を地球を周回する人工衛星が発する電波から取得する仕組みになっている。また、​G​P​S​衛星と地上局からの標準電波受信を組み合わせ、受信の死角をなくしたハイブリッド方式も開発されている。これらのハイテク技術により、日常の時刻の微修正のみならず、世界を旅している場合も、現地の時刻に簡単に合わせることができるのだ。また、現在地以外の他の都市の時刻も容易に表示できるワールドタイム機能が備わっているから旅行で大いに役立つ。

 さらに秀逸なのは、動力が光から得られ、止まる心配をせずに長時間使い続けられること。正確さとさまざまな賢い機能を併せ持つ​G​P​S​衛星電波時計は、一度使ったら手放せなくなるだろう。