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マレーシア・インドネシア市場が急落、トランプ氏勝利でリスクヘッジ

2016年11月11日

[ジャカルタ 11日 ロイター] - 11日の東南アジアの新興国市場は急落している。米大統領選で共和党のトランプ氏が予想外の勝利を収めたことを受け、同氏の政策がインフレ上昇と利上げにつながり、投資家が資金を新興国市場からドル建て資産に流入させるとの見方が広がっている。

アジア新興国は、こうしたホットマネーの流出のほか、米国の動向や外交政策に対する先行き不透明感の影響を特に受けやすい。

マレーシアリンギのノンデリバラブル・フォワード(NDF)は急落し、NDF1カ月物<MYR1MNDFOR=>は1ドル=4.5280リンギ。一方スポットは4.2670リンギで、NDF相場のスポット相場に対するプレミアムは、0.2610リンギと、ロイターのデータによると少なくとも2008年4月以降で最大の水準に拡大している。

トレーダーは、スポット相場が大幅に変動していないことについて、マレーシア中銀が介入しているとの見方を示した。

インドネシア市場も序盤の取引で急落。ここ数カ月の間、同国の株式市場と債券市場には比較的高水準の資金流入がみられ、不透明感の増大時にはホットマネー流出の影響を受けやすい。

ルピア<IDR=ID>は一時2.7%下落。ジャカルタ市場の総合株価指数<.JKSE>は一時3.2%安と、9月16日以来の安値を付けた。

トレーダーは、インドネシア中銀がドル売り介入を実施したとの見方を示したが、それでもルピアは4カ月ぶり安値に下落した。

インドネシアの10年債利回りは7.462%と、7.417%から上昇。

大宇証券(ジャカルタ)のストラテジストは「トランプ氏は政府支出を拡大し、これを受けて米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制のため予想より早期に利上げする可能性がある」と指摘した。

フィリピンの株式も売られ、マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は2.5%以上下落。ただ通貨ペソは48.99ペソと安定して推移している。

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