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使用済みスマホで東京五輪のメダル制作を、NTTが提案

2016年11月11日

[東京 11日 ロイター] - NTT<9432.T>は11日、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのメダルを、使われなくなったスマートフォンから取り出した金などを活用して制作するプランを公表した。NTTドコモ<9437.T>が展開する全国2400店舗で回収、輸送から精錬まで一貫して手掛け、大会組織委員会に納める。

使われなくなった携帯電話などの電子機器には貴金属が含まれていることから「都市鉱山」と呼ばれ、その再利用に注目が集まっている。

組織委員会は9日、「みんなでつくる!エコメダルプロジェクト(仮称)」と題したプランを発表。大会への国民参画や持続可能性の観点から「国民が保有する、携帯電話をはじめとした小型家電等を回収・処理することで抽出されたリサイクル金属を活用してメダルを制作することには意義がある」との方向性を示した。

NTTによると、メダル制作には2年程度かかるため2年間で素材を集める必要がある。過去の事例を参考にすると、全てのメダルを制作するには携帯電話端末やスマホ800万台が必要だが、ドコモはこれまで年間300万台程度の回収実績があるといい、回収ペースを少し上げれば全メダル分の量を確保できる。

鵜浦博夫社長は同日の決算会見で「事務処理等は大変だが、かなりのスピードで対処できるのではないか」と回収に自信を示した。

<通期利益予想を上方修正>

NTTは同日、2017年3月期の連結業績予想を見直し、営業利益予想を前年比9.0%増の1兆4700億円(従来1兆4300億円)に引き上げた。NTT東西地域会社やドコモのコスト削減が順調に推移していることなどを織り込んだ。

一方、売上高に当たる営業収益予想は前年比1.1%減の11兆4100億円(従来11兆4500億円)に下方修正した。NTTデータ<9613.T>による米デルのITサービス関連部門の買収で700億円の増収効果を見込んでいるものの、前年同期よりも円高水準にある為替レートが足を引っ張る見通し。

2016年4─9月期は営業収益が前年比1.2%減の5兆5243億円、営業利益は同26.3%増の9264億円と減収・増益だった。円高は営業収益で1090億円の押し下げ要因となった。

*内容を追加して再送します。

(志田義寧)

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