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ホンダ、小型ジェット機エンジン部品内製化へ 来年3月から

2016年11月12日

[バーリントン(ノースカロライナ州)12日 ロイター] - ホンダ<7267.T>の航空エンジン事業子会社、ホンダエアロ(米国ノースカロライナ州)は来年3月からエンジン部品の一部を内製化する。現在はエンジン部品すべてを外注しているが、内製化によりコスト削減や品質向上を図る。同社の藁谷篤邦社長が11日、記者団に明らかにした。

内製化するのは、ホンダの小型ビジネスジェット「ホンダジェット」に採用されているエンジン「HF120」の部品の一部。藁谷社長は、内製化により品質、コスト、デリバリーの向上を期待できるとし、「エンジンを作っていく上で、もしくはエンジン技術を育てていく上で、キーとなる部品は内製化を進めていきたい」と語った。内製化する具体的な部品名や内製化率は明言しなかったが、まずは「1ケタ台」の部品点数から内製化を始める、としている。

部品内製化のため、同社はすでに本社敷地内に約4600平方メートル(5万フィート)の建屋を新設中で、12月に完成する予定。生産設備を含む投資額は約22億円(2100万ドル)。

HF120の現在の生産数は、年間140基。将来的には自社開発のホンダジェットだけでなく、同クラスの機体メーカーにもエンジンを売り込む方針。同社によると、HF120はクラス最高の低燃費を誇り、通常は飛行2500時間程度で必要になる整備(オーバーホール)の間隔が5000時間と長いのが強みだ。

エンジン価格は機体価格(ホンダジェットは450万ドル、約5億円)の約20%とされるのが一般的で、ホンダジェットで単純計算すると約1億円となる。また、エンジン1基あたりの整備費用はエンジンごとに異なるものの、一般的には1000万円超とされており、エンジン事業は整備が大きな収益源となっている。

*写真を差し替えます。

(白木真紀)

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