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トランプ氏、FRB議長と「意外な蜜月」の可能性

ロイター
2016年11月14日
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11月10日、次期大統領に就任するドナルド・トランプ氏とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が意外にも、少なくとも短期的には協調して経済政策を運営していく展開になりそうだ。写真は7日、ニューハンプシャーの集会で語りかけるトランプ氏(2016年 ロイター/Jonathan Ernst)

[セントルイス/リッチモンド 10日 ロイター] - 次期大統領に就任するドナルド・トランプ氏とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が意外にも、少なくとも短期的には協調して経済政策を運営していく展開になりそうだ。雇用と賃金を押し上げる「高圧経済」を支援するFRBの方針に沿った形で次期政権が動いているためだ。

 トランプ氏は選挙運動期間中、イエレン議長が政策金利を低く目に据え置いて民主党政権に肩入れしていると批判していた。

 だがトランプ次期米大統領の経済顧問を務めるデービッド・マルパス氏は10日、米医療保険改革法(オバマケア)の廃止や通商政策の修正、税制改革などの選挙公約を優先的に進めることになる新政権は、FRB議長の人事には当面、手を付けないとの見解を示した。

 パルマス氏はCNBCのインタビューで「FRBは独立している」と指摘、「FRBからは離れて、早期に変更する必要がある他の政策についてもっと協議すべきだと思う」と述べた。

 一方でFRB当局者からは、共和党の次期政権が一枚岩となって新たなインフラ支出や規制改革が実行されるとの見通しから、新政権を前向きに評価する発言が相次いでいる。

 FRB当局者はこれまで長い間、米政界のこう着状態により長期的な経済成長見通しを改善できる決定が妨げられてきたと不満を抱えていた。だが連邦議会の上下両院で共和党が過半数を確保したことで、トランプ氏は任期中の時間を米経済を抜本的に立て直すために使う機会を確保したのだ。

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