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ECB副総裁、トランプ氏勝利による政治・経済リスクを警告

2016年11月14日

[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は14日、米大統領選でのトランプ氏勝利後、金融市場は経済成長の拡大を織り込んでいるものの、米国の保護主義や国内政治リスクによって欧州が打撃を受ける可能性があると警告した。

トランプ氏の減税や支出拡大などの政策により成長とインフレが押し上げられるとの期待から欧米株式市場は上昇、債券価格は下落してきた。

しかし副総裁は、トランプ氏が掲げる「米国第一」主義は欧州や新興国市場の輸出に打撃を与え、「政治リスク」をあおる可能性があると指摘した。副総裁の発言は、ユーロ圏諸国における欧州統合懐疑派や国家主義政党の台頭に言及したものとみられる。

副総裁は、独フランクフルトでのイベントで「市場動向をみて、性急に前向きな結論を導き出すことには慎重になるべきだ。市場動向は必ずしも、世界経済が成長を拡大し回復を加速させていることを示しているわけではない」と言明。「現時点で、市場動向は米経済成長の拡大を指し示しているが、それは『米国が第一』という政策においての話だ」と述べた。

ユーロ圏については域内経済の回復が続き、インフレが現在の0.5%から来年春までには「1%を大幅に上回る水準」に押し上げられるとの見通しをあらためて示した。

ただこの見通しは「世界的な不透明感による悪影響」が具体化しないとの想定に基づいているとし、景気支援に向けた「より緩和的な」経済政策の必要性を強調した。

*内容を追加しました。

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