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「クーポン利用に吐き気」で炎上、きれいなお金の使い方とは

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第184回】 2016年11月17日
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 先月中旬、マクドナルドでクーポンを使っていた男性に“吐き気”を覚えた――、とのツイートがちょっとした騒動になった。ツイートした女性は、こんなことを投稿した。

 「三〇代男性がマクドナルドでクーポン使ってるの見てドン引きどころか吐き気を催してしまった。生理的に気持ち悪い」

 レジカウンターで、スマホの画面を見せながら注文する姿が見るに堪えなかったのだそうだ。

 すると、彼女のツイートに反論する意見が寄せられた。

 「ええー...許してやれよ」
 「別に使ったってよくねクーポン」
 「普通に使うだろ」
 「三〇代男性ですが使いますよ」

 これらは男性ユーザーからの反論だが、女性ユーザーからも、

 「自由に使えばいいと思う」
 「結婚するなら経済観念がしっかりしてるし、好材料だと思いますが」

 といった意見が寄せられ、リツイートは一万件を超えたとのことだ。これらの反応に、ツイート女性は驚いたようだ。

 「えっそのレベルなの世間的に」
 「アレってお小遣いでなんとかやりくりしてる学生が使うものじゃなかったの!?!?」

 というわけで、私も“ドナルドの息子”に行ってみた。

 McDonard'sの“Mc”には“~の息子”という意味があり、だからマクドナルドは“ドナルドさんの息子”になる。ポール・マッカートニーもスティーブ・マックイーンもF1のマクラーレンもセシルマクビーというブランドもみんな〇〇さんの息子という意味なのだ。

 という話はさておき、マクドナルドのレジに並んで面白いことに気づいた。店内には学生さんらしい男女数人に混じり、二〇代前半とおぼしきサラリーマン、子どもを連れた若いお母さんと私より年配の女性客が二人いたのだが、若い人たちは皆が皆、携帯電話をレジの店員さんの前にかざしてオーダーをしていた。“見せるクーポン”と言うらしい。学生さんたちは利用の仕方が慣れているようで、実にスムーズだ。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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