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ドイツ大統領にシュタインマイヤー氏選出へ、後任外相は課題山積 

2016年11月15日

[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツのメルケル政権内の保守派は14日、社会民主党出身のシュタインマイヤー外相を次期大統領に推すことに同意した。ロシアや米国との外交関係が重視される時期に、外相のポストが空席となる。

メルケル氏の陣営は自ら候補者を立てることを希望していたが、政治的ライバルであるシュタインマイヤー氏を支持することで、「大連立」政権を組むパートナーの社会民主党との長きに渡る対立を回避する道を選んだ。

欧州全体で反体制的な政党が根付き、ドイツでも反移民政策を掲げる「ドイツのための選択肢」(AfD)が地方選挙で大躍進した。こうした中、米大統領選でポピュリスト的な共和党のトランプ氏が勝利したことから、メルケル首相はドイツの政権が一致団結しているとを示すのが急務と判断した。

メルケル首相は4期続投に向け立候補することが有力視されており、先週の世論調査でも過半数の国民が続投支持だった。

シュタインマイヤー外相の後任となる人物は、英国離脱で分断された欧州連合(EU)の再融合、独断的なロシアの封じ込め、トランプ新政権下の米国との新たな外交関係の構築など、未解決の外交問題を数多く引き継ぐこととなる。

ドイツの社会民主党のガブリエル党首は、シュタインマイヤー氏の後任について話題にするのは時期尚早としたが、メディアは欧州議会のシュルツ議長の名前を挙げている。

シュルツ氏はここ数週間でトルコの人権問題を批判し、英国の欧州連合(EU)離脱に関しても、欧州として確固たる一線を画す方針を示してきた。米大統領選に勝利したトランプ氏に関しては、かつて「EUだけでなく、世界全体にとって問題」と語ったこともあるが、先週には「合理的な協力関係」を希望するとしている。

ドイツの大統領は国民の直接投票ではなく、連邦議会によって選出される。14日の決定で、シュタインマイヤー氏が2月12日に大統領に選ばれる道筋ができた。旧東ドイツ出身で反共産主義のガウク氏が現職を務める大統領職は主に儀礼的な存在だが、ガウク氏の前任2人はいすれも辞職しており、メルケル首相にとって頭痛の種となってきた。

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