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ドル108円台半ば、ドル指数は11カ月ぶり高水準=NY市場

2016年11月15日

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 14日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し11カ月ぶりの高水準に上昇した。トランプ次期米大統領の財政・通商政策によりインフレが高進するとの観測から米国債利回りが大きく上昇したことに歩調を合わせた動き。

ドル/円<JPY=>は一時、6月以来の高値に上昇し、終盤は1.8%高の108.43円。ユーロ/ドル<EUR=>は一時、2015年12月3日以来の安値に下落し、終盤は1.1%安の1.073ドルで推移している。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は朝方に昨年12月3日以来の高値となる100.22を付け、終盤は1.1%高の100.10となった。

米債券市場では10年物米国債利回りが一時、2.30%と1月以来の高水準に上昇。FXCMの外為アナリスト、クリストファー・ベッキオ氏は「ドル相場をめぐるこの日の動きの多くは(国債)利回りの上昇に関連している」と述べた。

パイオニア・インベストメンツの為替ストラテジー担当ディレクター、Paresh Upadhyaya氏は「米経済の見通しは当面良好とみられ、ドルが現在の水準から大きく下落するとは考えにくい」と語り、テクニカル分析のシグナルもドル高を下支えしていると説明した。

米大統領選でのトランプ氏勝利を受け、欧州でも向こう数カ月にわたる選挙で同様の動きが起こるとの観測が広がっている。アナリストによると、欧州におけるナショナリズム機運の高まりや貿易規制の動きをめぐる懸念が、ユーロ相場を圧迫しているという。

また米国の金利上昇により、低成長と低インフレが続いている欧州と日本の金利も上昇している。こうした状況を受け、欧州中央銀行(ECB)と日銀は極めて緩和的な金融政策の継続を強いられる可能性があるとアナリストはみている。

一方、中国人民元<CNH=>は対ドルで2010年のオフショア人民元取引開始以来の安値を更新した。市場ではトランプ次期米政権、および共和党が過半数を握る議会が中国からの輸入に一段と厳しい規制を導入するのではないかとの懸念が出ている。

ドル/円 NY終値 108.41/108.44

始値 107.82

高値 108.54

安値 107.72

ユーロ/ドル NY終値 1.0734/1.0740

始値 1.0784

高値 1.0786

安値 1.0709

*表を更新しました。

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