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12月米利上げ軌道振れず、大きな衝撃無ければ=ボストン連銀総裁

2016年11月16日

[ポートランド 15日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は15日、来月に連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切るとの観測が高まっていることについて、「かなりの規模のマイナスのニュース」がない限り軌道は振れないとの見方を示した。

同総裁は米国のインフレ率は来年に目標を達成し、失業率を低下させるに十分過ぎるほどの水準に達する可能性があると指摘。「来月にかけてかなりの規模のマイナスの経済ニュースが出てこない限り、市場で予想されている12月利上げは妥当となる」と述べた。

同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つメンバー。ハト派と見られているため、9月のFOMCで利上げを主張し、一部からは意外感をもって受け止められた経緯がある。

この日の講演では、近い将来の急激な金融政策の変更を回避するために緩やかな引き締めが必要と主張。市場で予想される12月利上げの確率は75%を超えているが、今回の講演はこうした見方を裏付けるものとなった。

11月のFOMCは米大統領選挙の直前に当たったため、FRBは利上げは控えたと見られている。ローゼングレン総裁は同FOMCで利上げを主張しなかったことについては、FOMC声明の文言の変更が12月に利上げが実施される公算が大きいとの市場の予想に沿ったものだと考えたためと説明した。

そのうえで、米国ではFRBのインフレ率と雇用の目標が達成されつつあるとし、そうした経済情勢を阻害しないよう「政策の引き締め過程が緩やかであること、さらに、急速に引き締め策を実施せざるを得なくなる状況を政策当局者が回避するよう努力することを望んでいる」と述べた。

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