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ポンド安で超低金利維持が困難に、長期金利に変化も=英中銀副総裁

2016年11月17日

[ロンドン 16日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀、BOE)のカンリフ副総裁は16日、英国の欧州連合(EU)離脱決定後のポンド急落によって金利を過去最低水準に維持することが困難になったとの見解を示すとともに、金利を押し下げてきた諸要因が後退しつつあるかもしれないと述べた。

カンリフ氏はマンチェスター大学での講演で、米大統領選でのトランプ氏の勝利後に世界の長期金利とインフレ期待が上昇を続けていることについて、「雰囲気が変わった感じがある」と指摘。

 「経済政策の長期的変化の前兆だとすれば、おそらく自然利子率や長期的な金利動向に影響を及ぼす可能性がある」と語った。

副総裁は金利をこれまで押し下げてきた要因について、生産率の低下や人口の高齢化、政府支出の減少といった過去30年に及ぶ変化を反映していると分析。

 「国際的にそういった変化の一部が逆転することで、金利をすう勢的に押し上げる可能性は高い。生産率の伸びを加速させる可能性もある」との見方を示した。

生産率の伸びが加速し、投資が拡大するとともに中国が消費主導の経済成長に一段と転換すれば、英国の長期金利および短期金利の上昇につながる可能性があると語った。

副総裁は、英実質金利が当面は引き続きマイナスにとどまることが必要となる可能性があるとしつつも、ポンド安を受け、英中銀は必ずしも低金利を維持できない可能性があるとした。

 「為替相場に絡む衝撃によって、自然利子率を踏まえた金融政策の策定が一段と難しくなった」とし、インフレ目標の達成と生産ボラティリティーの軽減といったトレードオフに直面することになれば、「政策金利は自然利子率から乖離(かいり)する必要が生じる可能性がある」と語った。

*内容を追加します。

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