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欧州市場サマリー(16日)

2016年11月17日

[16日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨バスケットに対し14年ぶりの高水準に迫った。トランプ次期米大統領が取ると予想される成長押し上げに向けた政策に対する期待からこのところドルは上昇しているが、アナリストの間からも警戒する声が上がっている。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は100.57と、2003年4月以来の高水準を付けた。その後は0.2%高の100.46まで戻しているが、8営業日の上昇率は3.5%に達している。TD証券(ニューヨーク)のシニア外為ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は「相場はやや行き過ぎている」とし、短期的な反転に対しぜい弱な状態になっているとの見方を示した。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 反落した。決算内容が軟調だった航空機エンジンのロールスロイス<RR.L>や住宅建設のバラット・デベロップメンツ<BDEV.L>が売られ、全体を押し下げた。

ロールスロイスは2.1%安。幅広の機体を持つ民間航空機向けのエンジン需要は堅調だが、ビジネス航空向けはさらに弱含んだ。オフショアの原油、ガス市場にも回復の兆しが見られず、会計方法の変更で2020年—25年の利益が減少するとしたことも嫌気された。

バラット・デベロップメンツは2.8%安。ロンドンで最高級価格帯の住宅について最大10%値下げする必要があるとした。固定資産税の増税と英国の欧州連合(EU)離脱決定により、住宅市場の熱気が冷え始めていることを示すとして売り材料視された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反落した。銀行株が売られたほか、ドイツの医薬品・化学大手バイエル<BAYGn.DE>の値下がりも響いた。

米大統領選に勝利したトランプ氏の景気刺激策への期待で買われていた銀行株などは、投資家が用心深さを増すにつれて売られた。

STOXX600種銀行株指数<.SX7P>は1.25%下がり、部門別で下落率の最も高かった。取引時間中に一時8カ月ぶりの高値を更新する場面もあった。

STOXX600種化学株指数<.SX4P>は1.17%の下落。バイエル<BAYGn.DE>が4.2%安で押し下げた。米モンサント<MON.N>買収に向けた資金調達で総額40億ユーロの債券を発行したことが売り材料視された。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 債券売りが再び強まる中、格付けの低い南欧諸国の国債利回りが急上昇した。トランプ次期米大統領の積極財政によるインフレ加速観測とこれが欧州中央銀行(ECB)の金融政策に及ぼす影響が意識された。

イタリア<IT10YT=TWEB>、スペイン<ES10YT=TWEB>10年債利回りは7─9ベーシスポイント(bp)上昇。ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>利回りは一時17bp上昇の3.70%と、2月以来の高水準をつけた。

トランプ氏の財政出動によるインフレ加速の思惑から世界的に金利が上昇していることを受けて、一部ではECBが資産買い入れの延長に二の足を踏むのではとの見方が浮上。ECB買い入れの恩恵を最も受けている南欧国債への売りが膨らむ展開となっている。

独10年債利回り<DE10YT=TWEB>利回りはほぼ変わらずの0.30%。

イタリアとドイツの国債利回り格差は169bpと、およそ2014年10月以来の水準に拡大した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

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