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ユーロが約1年ぶり1.07ドル割れ、政治リスクを懸念=NY市場

2016年11月17日

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロがドルに対して下落し、約1年ぶりに1.07ドルを割り込んだ。トランプ氏の米大統領選勝利を受け、今後欧州諸国で行われる国政選挙でポピュリズム(大衆迎合主義)政党が躍進し、政治が不安定化するのではないかとの懸念が広がった。

ドルは対円ではほぼ横ばいだった。

終盤のユーロ/ドル<EUR=>は0.4%安の1.0679ドル。1.07ドルを下回ったのは昨年12月初め以来だった。ユーロ安/ドル高が進んだことに伴って、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時2003年4月以来の高値を付ける場面があった。

一方でドル/円<JPY=>は欧州時間に6月1日以降の最高値となる109.75円まで上昇した後は伸び悩み、終盤はほぼ変わらずの109.15円。

米国の卸売物価指数と鉱工業生産がともに予想より弱く、米国債利回りの上昇が一服したことが、ドルの上値の抑える一因になった。

TDセキュリティーズのシニア通貨ストラテジスト、メイズン・イッサ氏は、ドルの上昇がやや行き過ぎたため、短期的な揺り戻しが起きやすくなっているとの見方を示した。

市場では12月13─14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備理事会(FRB)が利上げするとの観測が強まり続けている。ただアナリストは、足元のドル高が米国の輸出に悪影響を与えることから、FRBが利上げを考え直す可能性もあると話す。

ピムコのグローバル経済アドバイザー、ヨアヒム・フェルズ氏は「ドル高が許容限度に到達しつつある。米経済成長にマイナス効果を及ぼしかねない」と指摘した。

TDセキュリティーズのイッサ氏は、イエレンFRB議長が17日の議会証言でドル高への警戒感を表明すれば「市場は決して軽々しく扱わない」と述べた。

ドル/円 NY終値 109.06/109.09

始値 109.67

高値 109.75

安値 109.05

ユーロ/ドル NY終値 1.0685/1.0694

始値 1.0694

高値 1.0722

安値 1.0667

*内容を追加しました。

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