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中短期金利が急上昇、円安・株高受けた緩和期待の後退で

ロイター
2016年11月17日
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11月16日、円債市場で、中短期金利が急上昇した。トランプ氏が勝利した米大統領選後に進む円安・株高を受けて、日銀の追加緩和観測が大きく後退し、過剰なリスクを落とす動きが加速した。2013年2月撮影(2016年 ロイター/Shohei Miyano/Illustration/File Photo)

[東京 16日 ロイター] - 16日の円債市場で、中短期金利が急上昇した。トランプ氏が勝利した米大統領選後に進む円安・株高を受けて、日銀の追加緩和観測が大きく後退し、過剰なリスクを落とす動きが加速した。

 ただ、財政拡大路線を掲げるトランプ氏の政策実行性に懐疑的な見方も根強く、円安・株高に歯止めが掛かれば、債券買いが再開する可能性もある。

マイナス金利深掘りの期待後退

 「日銀は現行の金利上昇を容認している」(国内証券の債券関係者)──。日銀は16日に実施した中期・長期を対象にした国債買い入れで、オファー額を増額せずに据え置いた。

 市場では金利上昇に対するけん制姿勢を示さなかったとの受け止めが優勢になったという。中期対象の買い入れが低調となり、午後の取引では、前日の5年債入札で在庫を抱えた証券からの投げを誘発した。

 5年債利回りは前日比8bp高いマイナス0.040%と1月29日以来、2年債利回りは同9bp高いマイナス0.095%と2月1日以来の水準に上昇した。

 日銀が当座預金残高の政策金利残高に適用しているマイナス0.1%をともに上回った。金利水準だけでいえば「もはやマイナス金利深掘りの可能性が消滅する水準」(同)まで切り上がったことになる。

 背景には米大統領選で勝利したトランプ氏の政策期待がある。「トランプ氏が掲げる10年間で1兆ドル規模のインフラ投資をはじめ、大規模な財政出動、広範にわたる減税といった政策で、米経済が押し上げられるとの思惑から円安・株高が進み、インフレ期待の高まりで米連邦準備理事会(FRB)の12月利上げを支援するとの思惑が浮上している」(クレディ・アグリコル証券・チーフエコノミストの尾形和彦氏)という。

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