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NY市場サマリー(17日)

2016年11月18日

[17日 ロイター] - <為替> ドルが上昇した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が12月の利上げを示唆したため、ドル買いが活発化。朝方発表された米経済指標が好調だったことも材料視された。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「FRB(の利上げ)観測と米経済(の強さ)がドルの追い風になっている。この2つは同じ話のように見える」と述べた。

堅調な指標を受けて米国債の売りが再燃して利回りが上がり、株式やリスク資産への投資意欲がまた強まったことも、足元のドル高につながっている。

終盤のドル/円<JPY=>は0.8%高の109.94円。ユーロ/ドル<EUR=>は0.6%安の1.0620ドルと約11カ月半ぶりの安値になった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時13年半ぶり高値の100.96を付けた。

<債券> 国債利回りが上昇。朝方発表された一連の米指標が雇用市場の引き締まりとインフレに弾みがつきつつある兆候を示したことが国債売りを誘った。

イエレン米FRB議長の議会証言も材料視された。

10年債・30年債の利回りは年初来の高水準に迫り、イールドカーブはスティープ化した。

午後に入り実施された110億ドルの9年8カ月物インフレ指数連動債(TIPS)入札で底堅い需要が見られたことで、債券売りは加速した。

トレードウェブによると、10年物の国債とTIPSの利回り格差であるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)<US10YTIP=TWEB>は5ベーシスポイント(bp)超上昇した。

また、10年物の米債と独連邦債の利回り格差も200bpに拡大し、少なくとも1990年以来の高水準に達した。

<株式> S&P総合500種が反発し、史上最高値に迫った。イエレンFRB議長の議会証言を受けた追加利上げ期待から銀行株が買われ、株価を押し上げた。ダウ工業株30種とナスダック総合指数も上昇した。

S&P総合500種の主要11業種別指数のうち6つが上昇。金融株指数<.SPSY>は1.3%高で、最も大きな伸びを示した。

個別銘柄では、決算が市場予想を上回った家電量販最大手ベスト・バイ<BBY.N>が13.7%高。ホームセンター大手ホーム・デポ<HD.N>は、2.9%値上がりした。住宅着工の堅調さが追い風だった。

一方、小売り大手ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>は3.1%安と大きく売られ、ダウ工業株30種の重しとなった。第3・四半期決算で既存店売上高が市場予想を下回ったのが悪材料だった。

オークブルック・インベストメンツ(イリノイ州)の共同最高投資責任者(CIO)、ジャナ・サンプソン氏は、イエレン議長の発言が米経済の堅調さを示すものと市場で受け取られ、金融株とともに一般消費財関連株が買われたと指摘。

サンプソン氏は「好決算と堅調な経済指標とが今日の市場を引っ張った」とし、年末商戦の好調さを見込んだ投資家もいるかもしれないと分析した。

<金先物> 続落。良好な米経済指標やドル高・ユーロ安の進行に圧迫された。

朝方までは安値拾いの買いが入り、おおむねプラス圏で推移。ただその後、 外国為替市場で良好な経済指標を背景にドル買い・ユーロ売りが進行したことから、金相 場は割高感などに圧迫され、昼すぎにはマイナス圏に沈んだ。

イエレン米FRB議長は上下両院合同経済委員会で、利上げについて「比較的早い段階に適切になる可能性がある」と言及 した。ただ、市場では12月の利上げはほぼ織り込み済みであるため、これに対する市場 の反応は限定的だった。

<米原油先物> 続落。主要産油国による減産計画の最終合意への期待感を背景とした買いが細る一方、対ユ ーロでのドル高進行などに圧迫された。

石油輸出国機構(OPEC)総会を30日 に控え、加盟各国の当局者らが減産計画の詳細で歩み寄りつつあると伝わり、朝方は一時46.58ドルまで上昇したが、買い一巡後はマイナス圏に沈んだ。

イランの増産凍結水準をめぐる問題が投資家心 理を依然圧迫している。イランが要求する産油量上限が日量400万バレルに対し、他の 加盟国が求めている同370万バレル程度であることから、双方の溝はまだ埋まっていな いもようだ。

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