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VW主力ブランド立て直し、20年までに3万人削減で合意

2016年11月18日

[ヴォルフスブルク(ドイツ) 18日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>は、主力の「VW」ブランドの立て直しに向け、2020年までに同ブランドで3万人削減することで労組と合意したと発表した。

これにより、2020年までにVWブランドで年間37億ユーロ(39億ドル)コスト削減が可能になり、今年2%を見込んでいるVW部門の営業利益率は4%に上昇する見通し。

ただ、ルノー<RENA.PA>やPSAグループ<PEUP.PA>などの他の欧州自動車大手は2021年の同率を6%とすることを目標としており、VWは競合社をなお下回る可能性がある。

ドイツでは2万3000人を削減する計画だが、早期退職やパートタイム従業員の削減などで実現する計画。

ドイツの工場を中心に、電気自動車部門で今後9000人を採用することを条件に労組は削減計画を受け入れた。ドイツ国内のVWブランドの従業員は約12万人。このうち約6000人が臨時雇用となる。

VWは北米、ブラジル、アルゼンチンでも人員削減を実施するが、詳細については明らかにしなかった。

VWの全世界の従業員数は61万人。ただ、2015年は全従業員数が35万人のトヨタ自動車<7203.T>よりも生産台数は少なかった。

VWが発表した削減策について、一部では不十分との見方も出ている。ミシガン大学のエリック・ゴードン教授は「トヨタなどと競争していくためには今回の削減の規模は小さ過ぎる」としている。

一方、市場の受け止め方はおおむね好意的で、VW株は一時2%上昇した。物言う投資家であるヘッジファンドのTCIはこれまでVWの経営陣に対し批判的な見方を示していたが、今回示された措置は良好なものとし、VWにとり実行に移すことが重要となるとの見解を示した。

*内容を追加して再送します。

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