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大手損保3社、米債利回り急伸でも買い急がず 中間純利益は増益

2016年11月18日

[東京 18日 ロイター] - 大手損保3社は18日の決算会見で、米大統領選後の米債利回りの急伸について、すぐに米債投資を積極化することはせず、慎重に見極める姿勢を示した。一方、2017年3月期連結中間決算は、自然災害の減少などで3社の純利益がそろって増加した。

東京海上ホールディングス<8766.T>の藤田裕一常務は、米債利回りの上昇はヘッジコストを踏まえても金利収入が確保しやすくなるため「ポジティブ」と述べた。ただ、米国市場に一喜一憂せず、「できるだけ分散したポートフォリオを組んでいく」と話した。

MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725.T>の藤井史朗副社長も「米金利上昇で今すぐに運用スタンスが変わることはない」と指摘。マーケットの推移を注視しながら、運用スタイルを変更するか検討するとした。

米大統領選後、外為市場では急ピッチでドル高が進んでいるが、SOMPOホールディングス<8630.T>の辻伸治副社長は、米保険大手エンデュランス・スペシャルティ・ホールディングスの買収に伴う為替予約はすでに終えていると話した。

大手損保3社の2017年3月期連結中間決算は、純利益がいずれも増加した。自然災害の減少のほか、火災保険で将来の保険金支払いなどに備えた積み立て負担が軽減したことが寄与した。

東京海上HD は中間純利益が前年同期比81.4%増の1552億9700万円となり、過去最高益を更新。通期の純利益予想を2650億円から2800億円に引き上げた。対前年比の円高により、買収した米保険大手HCCインシュアランス・ホールディングスの外貨建てののれん償却額が減ることも利益を押し上げる。

SOMPOHDも、中間純利益は前年同期比52.0%増の434億2200万円で過去最高益。MS&ADの中間純利益は同14.4%増の984億1800万円となった。

(和田崇彦 編集:吉瀬邦彦)

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