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NY市場サマリー(22日)

2016年11月23日

[22日 ロイター] - <為替> 朝方発表された10月の米中古住宅販売が好調だったことで、12月の利上げ観測に加え来年は一段の引き締めが行われるとの見方が台頭し、ドルが再び上昇基調を回復した。米中古住宅販売を受けドルは対円でこの日の高値に上昇。ドル指数も上昇に転じた。

終盤の取引でドル/円<JPY=>は0.4%高の111.18円。日本時間22日朝に福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生し、福島県と宮城県に津波警報が発令されたことを受け、オーバーナイトの取引ではドルが売られ、安全資産としての円が買われる動きも出ていた。

<債券> 国債価格が総じて小動きとなった。米財務省が実施した340億ドルの5年債入札がまずまずの需要を集めたことが背景にある。5年債入札は、最高落札利回りが1.760%と、昨年12月以来の高水準となった。最高落札利回りはWI(発行前)取引水準を0.5ベーシスポイント(bp)弱上回る程度にとどまった。

新規供給は、金利先高観の逆風を受ける短期債を一層圧迫した。2年債<US2YT=RR>利回りは一時1.107%と、2010年4月以来の水準に上昇。その後は1.08%まで戻した。トランプ氏の大統領選勝利前は0.81%程度で推移していた。

<株式> 続伸して取引を終えた。主要3指数が連日で過去最高値を更新し、ダウ平均<.DJI>は史上初めて1万9000ドルを超えた。SP500種の終値は2200を上回った。SP500種の通信株指数<.SPLRCL>は約2.1%、一般消費財株<.SPLRCD>も1.2%の上昇となった。中・小型株が中心のラッセル2000種指数<.RUT>も終値の最高値を更新した。

SP500種の一般消費財株では、1ドルショップのチェーンを展開するダラー・ツリー<DLTR.O>が8.2%高と上昇率が最も大きかった。四半期の利益が予想を上回ったことが好感された。米大統領選後に上昇を続けたヘルスケア株<.SPXHC>は約1.4%の下落。四半期決算の売り上げがさえず、年間の収益予想を引き下げた医療機器大手メドトロニック<MDT.N>が8.7%の急落となった。

<金先物> ショートカバーや安値拾いの買いが入り、小幅続伸した。12月物の清算値は前日比1.40ドル高の1オンス=1211.20ドルとなった。

トランプ次期米大統領による経済政策への期待から投資家のリスク選好意欲が根強い中、米株相場が史上最高値を更新する一方で、安全資産とされる金の需要は後退。また、トランプ氏が大型の景気対策を実施に移せばインフレが加速し、米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースが速まるのではないかとの観測もくすぶっており、金利を生まない資産である金相場は一時マイナス圏に沈んだ。ただ、その後は外国為替市場でドルが対ユーロで売られ、ドル建てで取引される金に割安感が生じたことから、ショートカバーや安値拾いの買いなどが入り、昼ごろにはプラス圏に浮上した。

<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)総会を30日に控えて減産合意への期待がしぼみ、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値は前日比0.21ドル(0.44%)安の1バレル=48.03ドル。2月物の清算値は0.10ドル安の48.93ドルとなった。

朝方は、産油国による減産合意への期待を追い風に買いが先行した。ロイター通信は同日、OPEC総会では加盟各国の産油量を4ー4.5%削減する提案が協議されると報道。減産期間を6カ月とする方向で調整が進んだとの報道も相場を下支えした。ただ、減産に消極的なイランやイラクが意見を留保しており、協議の行方は依然不透明。警戒感から徐々に買いは細った。

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