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ECBが国債貸し出し拡大検討、レポ市場の凍結回避目指す

2016年11月23日

[フランクフルト 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は短期資金調達市場が凍り付く事態を回避するため、資産買い入れを通じて保有している国債の貸し出しを拡大する方策について検討を進めている。関係筋が明らかにした。

ECBによる大量の国債買い入れにより、とりわけドイツ国債など、レポ市場で担保として差し出される国債が不足しており、ECBは対策を迫られている。

ECBは現在、ドイツ国債残高の25%以上を保有しており、ICAPのデータによると、独10年債を借りるコストは最大1.5%と、1年前の約0.40%から急上昇している。

レポ市場が機能不全となれば、銀行間融資が阻害され、ECBの緩和効果が低減する恐れがある。

関係筋によると、対処策として期限までに債券を戻せなかった場合の制裁コストの軽減や受け入れ担保の種類拡大、貸し出し期間の延長などが挙がっている。

この問題は、来年3月以降の資産買い入れの是非を検討する12月8日の理事会で協議される見通し。国債貸し出しは、ECBが資産買い入れプログラムにどのような変更を加えるかにも左右されると見られており、12月に最終決定されない可能性がある。

また実際に貸し出しを行うのはユーロ圏各国の中銀であり、貸し出しに伴うリスクを負担することになる。そのため大胆な提案には後ろ向きになることもあり得るという。

ECBの報道官は「ECBによる証券貸し出しは円滑な市場機能にとり重要であり、継続的な見直しを行っている」とコメントした。

*見出しを修正して再送します。

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