私は、小学5年生で九九もできず、高校の成績もダントツのビリでした。二浪の末、地方の国立大学に入学、4年生のときに弁護士を目指して法科大学院の試験を受けることにしたのですが、このとき、試験本番までわずか3ヵ月。法学部でもなかったので、知識もほとんどないうえ、覚えなくてはいけないことが山のようにあり、問題を解いたり、参考書を一から読んだりする時間なんてありません。

 そこで思いついたのが、「時間がないなら、先に答えを見まくって暗記してしまおう!」という発想でした。

 実は、多くの試験問題は「過去問」の焼き直しです。たくさんの答えを知っていれば知っているほど、出題傾向もわかり、より短い時間で問題を解くことも可能になります

 このやり方で、私は当時、超難関の法科大学院の試験を突破し、司法試験も民事系科目上位5%以内というトップクラスの成績で一発合格したのです。

 社会において、試験の「過去問」にあたるのは、先人たちや成功者から得るさまざまな知識や経験です。

 たとえば、営業の成績をもっと上げたいのならば、成績トップの人からやり方を聞き、自分も同じようにやってみることです。モテたければファッション雑誌を読んで服装やヘアスタイルを取り入れてみるのも、「答えを暗記する=真似る」ことにつながります。

 必要なノウハウを確実に真似るためには、暗記術のスキルを体得しておくことが重要です。