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カナダの利下げ可能性、市場は過小評価 貿易不透明感が景気圧迫

2016年11月25日

[トロント 25日 ロイター] - 一部のエコノミストは、市場がカナダ中銀の利下げ可能性を過小評価していると指摘している。ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利したことを受けて、NAFTA(北米自由貿易協定)の先行きが不透明になり、カナダの企業投資が想定通りには回復しない恐れがあるという。

カナダの企業投資は近年は不振続きだが、カナダ中銀は10月、企業投資の伸びは2017年にはプラスに転じるとの見方を示していた。

CIBCキャピタル・マーケットのエコノミスト、ニック・エグザロー氏は「カナダからの貿易には混乱がないとしても、わが国の貿易をめぐる不透明感で設備投資の好転が遅れかねない」と指摘している。

その一方で、市場が織り込むカナダ中銀の利下げ確率は高まっておらず、政策金利は2017年半ばまでは現行水準で据え置かれると予想されている。米大統領選の前には、利下げ確率は30%に達していた。

市場の予想が変わったのは、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ可能性が高まったことで、カナダの金利にも上昇圧力がかかってることが一因。ただ、TDセキュリティーズのシニア金利ストラテジスト、アンドリュー・ケルビン氏は、カナダのファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が「大きく改善したわけではない」とし、現在の緩和サイクルにおいてカナダ中銀が追加利下げする可能性は40%と予想している。

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