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インタビュー:サイゴンビールの株売却を注視=サッポロHD次期社長

2016年11月25日

[東京 25日 ロイター] - サッポロホールディングス <2501.T>の次期社長に内定している尾賀真城氏(現サッポロビール社長)は25日、ロイターとのインタビューで、ベトナム国営ビール会社の株式売却について「興味はあるし、関心はずっと持っている」と述べ、条件などを注視する姿勢を示した。

ロイターとのインタビューで述べた。

尾賀氏は「サッポロはベトナムに進出しており、注視している。条件が揃えば、まさしくそうなるかもしれないし、条件が合わなければダメかもしれない。これからの話」と述べた。

ベトナム政府は、国営ビール大手、サイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)とハノイビール・アルコール飲料総公社(ハベコ)を民営化するため、株式売却を計画している。尾賀氏は「ハベコとサベコ、どっちも関心事だが、(ハノイよりも)ホーチミンの方が暖かいのでビールの需要が高い。そういう意味では魅力的だが、その分、価格が高くなり、魅力が下がるかもしれない」とした。

同社は、中期計画のなかで、2020年までの4年間で1300億円の成長投資を行う方針を示している。尾賀氏は「必要な案件ならば、フレキシブルに対応する」と述べ、案件次第では、1300億円を超える投資規模も許容する姿勢を示した。

サッポロのベトナム事業は、2012年の本格参入以来赤字が続いている。尾賀氏は「酒は気持ち、ブランドで選択するもの。気持ちの伴わない消費はない。10年かかる商売だ」と指摘。黒字化については「来年と言いたいところだが、難しい。数年で持って行きたい」とした。

既存商品の「サッポロプレミアム」と現地ビールの中間の価格帯の新商品「ブルーキャップ」を7月に投入し、品揃えは強化した。今後は、小型店舗向けの流通政策を展開するとともに、サッポロブランドを認知度の高いブランドに育てるなど販売戦略を強化する。「ビールは、量をある程度売らないとダメなビジネス。ここで手を緩めると逆効果だ」とし、当面は一定の販促費を掛けながら、量の拡大を図る。

2014年のビール消費量でベトナムは世界11位。日本が減少傾向をたどっているのに対し、ベトナムは高い成長を維持している。尾賀氏は「6―7年でベトナムのビール市場は日本市場を抜く」と指摘、有望な市場とみている。

尾賀氏は来年1月1日付でサッポロホールディングス社長に就任する。

(清水律子)

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