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人民元相場、今後は安定化する条件がそろっている=人民銀副総裁

2016年11月28日

[北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱・副総裁は27日、このところ不安定化していた人民元相場について、今後は安定的に推移する条件がそろっているとの見解を示した。

副総裁は国営テレビで「(中国の)国際収支は基本的に安定しており、商品貿易の黒字幅は依然として相対的に大きい。人民元は今後、妥当なレンジ内で基本的に安定推移する条件がそろっている」と述べた。

新華社によると、副総裁はまた、ここ数週間の元相場は対ドルで他通貨よりも下落幅が小さく、10月に入ってからは他通貨に対して上昇したため、強い通貨の様相を示した、と指摘。

元相場のこのところの不安定化については、トランプ氏の米大統領選での勝利や米連邦準備理事会(FRB)による利上げ期待が急速に高まったこと、英国の6月の欧州連合(EU)離脱決定といった想定外の出来事に主に起因しているとの見解を示した。

 「ドルの今後の動きは不透明で、市場の期待が変化することでドルが若干下落する可能性は排除できない」と語った。

元は年初から対ドルで6%以上下落しており、そのうち約2%はトランプ氏の米大統領選勝利後にみられた。ただ、対通貨バスケットでは比較的安定している。

易副総裁は、2015年8月の元切り下げ以降の資本流出が今後逆転すると予想するとともに、中国の外貨準備は十分との認識を示した。

 「中国経済が回復し、制度改革によって経営環境が改善することで、これまで流出した資金は戻ってくるだろう」と述べた。

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