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中朝「友好の橋」に閑古鳥、北朝鮮からの出稼ぎ減少

ロイター
2016年11月30日
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11月29日、北朝鮮との主要な国境検問所がある「中朝友誼橋」は、厳しい制裁下で孤立する北朝鮮との主な貿易の玄関口となっているが、最近、橋がいつになく閑散としていると、橋のある中国丹東市の貿易業者やビジネスマンらは口をそろえる。写真は、同市外れの村でサッカーシューズを製造する北朝鮮労働者。2012年10月撮影(2016年 ロイター/Aly Song)

[丹東(中国) 29日 ロイター] - 寒さの厳しいある朝、労働仲介業者は、自分を乗せた自家用バスが北朝鮮との主要な国境検問所がある「中朝友誼橋」を渡るのを待っている。中国の工場や飲食店での仕事を仲介するため、北朝鮮の出稼ぎ労働者を迎えに行こうとしているのだ。

 中国遼寧省丹東市を通る単一車線のこの橋は、厳しい制裁下で孤立する北朝鮮との主な貿易の玄関口となっている。最近、橋がいつになく閑散としていると、この人口250万都市の貿易業者やビジネスマンらは口をそろえる。

 「1ヵ月に1度以上は、工場や飲食店で働かせるために少なくとも40─50人の北朝鮮人を連れてきていたが、今ではそれほど頻繁ではなくなっている」と、仲介業者のLiuさんは語る。「中国はもう彼らに働きにきてほしくないのだと思う」という。

 遼寧社会科学院の呂超氏は、実際に最近は出稼ぎ労働者の数が減少していると指摘。中国はチェックを厳しくしたり手続きを難しくしたりすることで数を減らしていると指摘。「北朝鮮に対し、新たにより厳しい制裁が科されるなら、同国から中国にやってくる労働者の数はさらに減るのは間違いない」と同氏は語る。

 海外で働く北朝鮮人の推計にはかなり差があるが、韓国統一研究院の調査によると、その数は約15万人。主な出稼ぎ先は中国とロシアで、稼いだ金の大半は、公式な北朝鮮のチャネルを通じて本国に送られる。その総額は年間9億ドル(約1007億9000万円)にも上るとみられる。

 北朝鮮からの労働者について、中国外務省の耿爽報道官は28日、「言及されているような状況については関知していない」と語った。

 減少しているのは労働者の流入だけではない。丹東市の貿易業者や企業経営者への取材で明らかとなったのは、中国が北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止しようとするなか、北朝鮮との通商がかつてないほど圧迫されている現状だ。

 耿爽報道官は先週、国連制裁に関する中国の立場は、「北朝鮮国民の生活や人道的ニーズに悪影響を及ぼすべきではない」とするものだと語っていた。

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