「バランスボール」と言っても今回使うのは直径20cm程度の小さいもの。場所も選ばずコストも割安です。ダイエットに効く方法から、腰痛・肩こりの改善が見込める"気持ちいいい使い方(しんどくない!)"まで紹介します。

自宅でダイエット&オフィスで気持ちいい!<br />「バランスボール」で、筋トレ&リラクゼーションバランスボール。手前が大きいもの、背中&手に持っているのが、今回使う小さいタイプのボール

 第3回と第7回で自分の体重を負荷にした筋力トレーニングを紹介しました。自分の体重であっても、ゆっくり行うことで、強度が高くなることを実感されたと思います。今回はさらに、サッカーボール大の柔らかいバランスボールを利用したエクササイズを紹介していきます。

バランスボールを使うメリットとしては、

1.エクササイズのバリエーションが広がる
2.バランスをとるため、
より多くの筋肉が刺激される
3.バランス能力を高めることができる

などがあります。

 

 

ボールの種類と特徴

 もともとはリハビリテーション医学の分野で使われていたバランスボール。現在では子どもから高齢者まで、年齢や体力レベルの如何を問わず使えるトレーニンググッズとして広まっています。ボールには直径約20cm程度の小さなものから、直径65cmの大きなものまで各種サイズがあります(写真)。

 大きなボールはダイナミックな動きが可能で、バランスボールという呼び名からも分かるように、カラダのバランス能力の向上にも有効です。しかし、その大きさゆえ、また値段もそれなりにするため、誰にでもお勧めするわけにはいきません。

自宅でダイエット&オフィスで気持ちいい!<br />「バランスボール」で、筋トレ&リラクゼーショングラフになるとやる気が出る。 特に歩数は増やしたくなって、エレベーター・エスカレーター利用を減らすようになった。(40代男性・東京都)                           ウェルネスリンクを通じて、みなさまの健康をサポートします。 機器・サービス協力 オムロンヘルスケア

 その点、小さなボールは1000円程度で購入でき、何よりもコンパクトなため、自宅でも邪魔になりませんし、出張先にも持参できます。「いつでも」「どこでも」トレーニングすることを可能にします。

 そこで今回は取り組みやすさも考慮して、小さなボールを使ったエクササイズにしぼって紹介していきます。