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NY市場サマリー(1日)

2016年12月2日

[1日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対し軟調に推移した。ドルは最近上昇基調が続いており、2日の米雇用統計の発表を前に利益確定の売りが優勢となった。

ドル/円<JPY=>は、海外市場で約9カ月ぶりの高値水準となる114.82円をつけたが、その後値下がりし、終盤は0.4%安の114.03円。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの首席国際通貨ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「ドルは主要通貨に対し活発に取引されているが、総じて値固めの色合いが強いようだ」と指摘した。

<債券> 国債利回りが大きく上昇し、10年債利回りは2015年6月以来の高水準を付けた。原油価格の上昇、およびトランプ次期米政権の政策によりインフレ高進が進むとの観測が出ていることが背景。

米10年債<US10YT=RR>利回りは2.492%と、2015年6月11日以来の高水準を付けたほか、30年債<US30YT=RR>利回りは3.156%と、約1年4カ月ぶりの高水準を付けた。

このほか5年債<US5YT=RR>利回りは1.935%と約5年半ぶり、7年債<US7YT=RR>利回りは2.295%と約2年ぶりの水準に上昇した。3年債<US3YT=RR>利回りが2011年2月中旬以来の高水準を付けるなど、短期債利回りも上昇した。

レイモンド・ジェームズの市場ストラテジスト、エリス・ファイファー氏は、市場参加者はインフレが高進するとの可能性に備えているとの見方を示している。

<株式> 高安まちまちで引けた。ハイテク株が売られた影響でS&P総合500種とナスダック総合が下落した一方、ダウ工業株30種はエネルギー株と金融株の上昇を支えに終値で最高値を更新した。

ハイテク株<.SPLRCT>は2.3%安と、下落率は6月24日以来の大きさを記録。フェイスブック<FB.O>が2.8%、マイクロソフト<MSFT.O>が1.8%それぞれ下げた。

11月の大統領選でトランプ氏が勝利しインフレ期待と金利上昇観測が広がって以来、米国株はこうした状況の恩恵を受けるセクター中心に値上がりしてきた。半面、ハイテク株は取り残されてこの間に約3%下落している。

フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア株式調査アナリスト、キム・フォレスト氏は、金利上昇環境ではハイテクなどの割高な銘柄は積極的に買われにくくなると指摘した。

対照的に金融株<.SPSY>は、今月の米連邦準備理事会(FRB)の利上げがほぼ確実視される中で、0.3%上昇。エネルギー株<.SPNY>も、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意を受けた原油高が続いたため、1.7%上がった。

<金先物> 続落。堅調な米経済指標や投資家のリスク選好意欲の高まりなどが背景。

<米原油先物> 大幅続伸。中心限月ベースで10月19日(51.60ドル)以来約1カ月半ぶりの高値を付けた。OPECの減産合意を受け、ロシアのエネルギー相も1日、産油量を11ー12月の水準をベースに引き下げる方針を表明。オマーンやバーレーンなど他のOPEC非加盟国も減産合意に歩調を合わせるとの期待が広がったため、前日に引き続き原油に買いが集まった。

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