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NY市場サマリー(2日)

2016年12月3日

[2日 ロイター] - <為替> ドルが総じて下落した。11月の米雇用統計が堅調だったものの、9、10月分が下方修正され、来年の利上げペースをめぐる疑問が浮上した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.3%安の100.77。週間では0.7%安で、4週ぶりに下落した。

ドルは対円<JPY=>で0.4%安の113.69円。雇用統計発表後、取引時間中の安値をつけた。週間では4週連続で上昇した。

米労働省が発表した11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が17万8000人増えた。ただ、9、10月分の雇用者数は当初発表から下方修正された。時間当たり平均賃金は前年比で2.5%増と、市場予想(2. 8%増)ほど伸びなかった。

BNYメロン(ボストン)の世界市場ストラテジスト、マービン・ロー氏は、今回の雇用統計では、米利上げの行方が大きく見通しやすくなったとは言えないと話した。

トランプ氏の大統領選勝利以降、ドルは急上昇しており、この日のドル安は短期間の修正にすぎないとの声もあがる。

INTL FCStone Inc(シカゴ)のOTCFX・金利部門のマネジング・ディレクター、ロン・ワリゼック氏は「ドル相場への見方は変えていない。この日は一部投資家が利益確定売りを出しただけ」などと分析する。ドル指数は今後、107─108程度に向けて再び上昇すると予想した。

ユーロ/ドル<EUR=>はほぼ変わらずの1.0657ドル。

4日のイタリア国民投票の結果、レンツィ首相が退陣すれば、国内銀行システムが不安定化するほか、反権威主義の台頭を改めて示すことにもなり、ユーロに対する投資家の信頼感低下を招く恐れもある。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが低下。4日にイタリアで実施される憲法改正の是非を問う国民投票への警戒感がくすぶっている。底堅い内容となった11月の米雇用統計に対する反応は限定的だった。

イタリア国民投票を前に米債への逃避買いが膨らむ中、前日の取引では、指標米10年債利回りが1年半ぶりの高水準をつけた。3年債利回りも5年半ぶりの高水準、30年債も約1年4カ月ぶりの高水準をそれぞれ記録した。

朝方発表された11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が17万8000人増、失業率は4.6%と、2007年8月以来約9年ぶりの水準に改善した。

雇用の伸びは市場予想と概ね一致し、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しを変更する結果とはならなかった。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの短期金利戦略部長、マーク・カバナ氏は「雇用の強い伸びが続いており、FRB(の利上げ)を後押しすることになるだろう」と語った。

雇用統計発表直後、10年債<US10YT=RR>利回りは一時2.4393%に上昇したものの、その後は2.374%まで低下した。30年債<US30YT=RR>利回りも3.036%まで低下した。

11月は次期米政権による支出拡大や原油高によるインフレ高進期待から、債券は売り込まれていた。

パイパー・ジャフリーの債券戦略主任、ジャスティン・フージェンドーン氏は「市場の焦点は米成長刺激策から世界情勢にシフトした。再びイタリアに注目が集まっている」と指摘した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 反落して取引を終えた。既に13、14両日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは織り込み済みで、朝方発表の雇用統計には反応薄。4週続伸した金融株の勢いは止まった。

米株式市場の主要指数は11月8日の大統領選でトランプ氏が勝利したことで、減税やインフラ投資、金融規制の緩和への期待から過去3週間は最高値更新が続いた。

SP500種の金融部門<.SPSY>は13.1%、工業部門<.SPLRCI>も7%超とそれぞれ上昇した。ただ、金融部門の続騰は2日に落ち着き、SPの11部門で最も下落率が高い1%安だった。

シカゴのBMOプライベートバンクのシニア・ストラテジスト、ジェフ・ウェニガー氏は「このところの高い取引をけん引してきた一つが金融株だろう」と述べた。

ゴールドマン・サックス<GS.N>は4日ぶりの下げとなり1.4%下落。バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>は1.3%、シティグループ<C.N>は2.2%、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>は1.4%のそれぞれ下落だった。

コーヒーチェーンのスターバックス<SBUX.O>は2.2%安。ハワード・シュルツ氏が最高経営責任者(CEO)から辞任するとの発表が嫌気された。音楽配信のパンドラ<P.N>は衛星ラジオのシリウスXM<SIRI.O>への身売り交渉を進めているとCNBCが報じ、16.1%の急騰だった。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ドル高・ユーロ安が一服したことに伴う割安感から買われ、4営業日ぶりに反発した。中心限月2月物の清算値は前日比8.40ドル高の1オンス=1177.80ドル。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ドル安・ユーロ高などを背景に最近の堅調地合いが継続し、3日続伸した。米国産標準油種WTI1月物の清算値は前日比0.62ドル(1.2%)高の1バレル=51.68ドルと、中心限月としては2015年7月中旬以来約1年5カ月ぶりの高水準となった。週間上昇率は12.2%。2月物の清算値は0.69ドル高の52.65ドル。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 113.54/113.62 <JPY22H=>

始値 113.87 <JPY=>

高値 114.2

安値 113.35

ユーロ/ドル NY終値 1.0670/1.0675 <EUR22H=>

始値 1.0647 <EUR=>

高値 1.068

安値 1.0626

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 96*05.50 3.0714% <US30YT=RR>

前営業日終値 96*12.00 3.0610%

10年債(指標銘柄) 17時05分 96*17.50 2.3922% <US10YT=RR>

前営業日終値 96*18.00 2.3900%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*19.75 1.8307% <US5YT=RR>

前営業日終値 99*20.00 1.8290%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.25 1.1076% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*25.25 1.1080%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 19170.42 -21.51 -0.11 <.DJI>

前営業日終値 19191.93

ナスダック総合 5255.65 +4.55 +0.09 <.IXIC>

前営業日終値 5251.11

S&P総合500種 2191.95 +0.87 +0.04 <.SPX>

前営業日終値 2191.08

COMEX金 2月限 1177.8 +8.4 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1169.4

COMEX銀 3月限 1683.2 +32.6 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 1650.6

北海ブレント 2月限 54.46 +0.52 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 53.94

米WTI先物 1月限 51.68 +0.62 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 51.06

CRB商品指数 191.6940 +0.2885 <.TRJCRB>

前営業日終値 191.4055

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