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お土産にできるクレープで躍進!海外から続々舞い込む出店要請
モミアンドトイ・エンターテイメント代表取締役 川上統一

週刊ダイヤモンド編集部
【第71回】 2009年5月20日
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モミアンドトイ・エンターテイメント代表取締役 川上統一(撮影:住友一俊)

 東急東横線の自由が丘駅南口のほど近くに、屋外店舗のクレープ屋「モミ&トイズ」はある。平日の日中でも客足は途絶えず、1日1000個以上のクレープが飛ぶように売れていく。

 そのクレープの人気の秘密は、「とろける生地」にある。通常、クレープ生地には小麦粉を使用するが、うどんなどの「こし」の基となるグルテンが含まれているため、口当たりは重い。モミ&トイズの生地は、小麦粉を最小限に抑える代わりにアーモンド粉を使用。それが、口の中で「とろける」食感をつくり出す。それでいて、食べた瞬間はふんわりサクサクとした歯触りを楽しめる。

 クリームには、「海洋性コラーゲン」を取り入れた。「おいしくてお肌にいい」というコンセプトは、女性の心をわしづかみにした。

 「クレープで、世界征服したい」。そう話すのは、このクレープを作った川上統一だ。

 高校卒業後、23歳のときにケーキ屋を創業。人を喜ばせることができて、自らも楽しいことは何か。考えた結果がケーキ屋だった。

 転機は2005年、35歳のとき。「世の中に自分のブランドを残したい」と考えるようになり、ケーキ屋を売り払い、ゼロからクレープ屋「モミアンドトイ・エンターテイメント」を立ち上げた。

日本のクレープは「まずい」
そこにチャンスを見出しとろける食感の生地を作る

 クレープを選んだのは、既存のクレープがおいしいと思えなかったからだ。

 日本のクレープ市場規模は300億円程度と小さいため、フード業界でありながら企業参入は少なく、「品質」「価格」「サービス」のすべてに競争原理が働いていなかった。

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