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米FRBの段階的な利上げ、調整の判断は時期尚早=NY連銀総裁

2016年12月5日

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は5日、トランプ次期米大統領の政策にかなりの先行き不透明感があるとし、連邦準備理事会(FRB)の利上げを段階的に進める計画の調整が必要になるかどうか判断するのは時期尚早となるとの認識を示した。

同総裁は講演で、賃金は底堅く推移しており、労働市場の改善とインフレ高進は今後一段と進むとの認識を示し、「経済がこうした軌道から外れないと仮定すれば、短期金利の水準を段階的に引き上げることで緩和的な金融政策を時間をかけて取り除いていくことを支持する」と述べた。

ただ、「向こう数年間の財政政策をめぐりかなりの先行き不透明感が存在しており、現時点で結論を出すのは時期尚早となる」とも述べた。

トランプ氏の大統領選当選を受け、米株、米国債利回り、ドル相場がそろって上昇。ダドリー総裁はこれについて、景気浮揚につながる政府支出の増加に対する期待に起因する動きと見られるため、懸念していないと述べた。

その上で、実際に景気浮揚につながり、FRBがこれに対する対応として現在の予想よりも速いペースで利上げを行った場合、市場の反応は「適切」なものになると指摘。ただ、財政政策の概要がより明確になるまで金融政策見通しの調整は待ちたいとの立場を示した。

米国の財政政策については、国債費は向こう10年間で約倍増するとの見方を示し、「米経済が次に景気循環の下降局面に入った時に財政政策を通した景気支援ができるよう、政府は十分な財政政策の余地を確保しておくことが重要となる」と指摘。

米経済については現在は良好な状態にあるとし、2017年の成長率は1.8%、もしくはこれを若干超える水準になるとの見方を示した。

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