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米金利は上昇局面に、インフレ目標達成を楽観=シカゴ連銀総裁

2016年12月6日

[シカゴ 5日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、足元の米国債利回りの上昇や自身が来年2.25%程度の成長を想定していることを踏まえると、米金利は景気回復に伴い、継続的に上昇するとの見方を示した。

 「金利が上昇に向かう変わり目にある」とし、「市場は金利上昇の理由を目の当たりにしている」と語った。

米10年債利回りはトランプ氏の米大統領選当選以降、2%を下回る水準から2.4%程度に跳ね上がっており、エバンズ総裁は市場がインフレ加速を織り込んでいることを示していると述べた。

これに先立ち、総裁は米労働市場は引き締まっているようだが、賃金の伸びは鈍くインフレ率も依然として低水準にとどまっているとの認識を表明。一方で、とりわけトランプ新政権が今後数年に実施を予定している政策を踏まえると、インフレ率が2%の目標に回帰する下地が整っていると楽観しているとも語った。

トランプ次期米大統領がインフラ投資や減税を掲げている点をめぐっては「インフラ計画は素晴らしい。法人税改革も大きな改善だ」とした。

半面、政府のインフラ投資を通じた大規模な刺激は景気回復の早い段階では有益だったが、失業率が4.6%の水準に低下している状況では必要ないとの認識を示した。

総裁はトランプ次期政権の政策による米成長への影響を評価するのは時期尚早とし、時間をかけて見極める考えを示した。保護主義など、トランプ氏の政策が成長の足かせになると懸念しているかについてはコメントを控えた。

トランプ次期大統領が自身の政策により成長率を3─4%に押し上げると主張していることをめぐっては、一時的な成長加速は可能だが、労働力を拡大し生産性を上げない限り、その水準を維持することは難しいとの見方を示した。

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