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ユーロ上昇、伊国民投票結果は予想通りとの見方=NY市場

2016年12月6日

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 5日のニューヨーク外為市場では、ユーロがドルに対して大きく上昇した。イタリアの国民投票でレンツィ首相が提唱した憲法改正案が否決されたことは予想通りとの見方から、ユーロが買い戻された。

ユーロ/ドル<EUR=>は一時、1.0796ドルに上昇し、11月15日以来の高値となった。終盤は0.96%高の1.0774ドルで推移している。イタリアの国民投票直後にユーロ/ドルは一時、1.0503ドルに下落、2015年3月以来の安値をつけていた。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時、11月15日以来の安値となる99.849に下落。終盤は0.67%安の100.09となっている。最近のドル高は行き過ぎとの見方から、ドルが主要通貨に対して売られた。

国民投票の結果を受けてレンツィ首相は辞意を表明。最終開票結果は改憲への反対票が59.1%を占めた。首相の辞任により2018年に予定されている総選挙が来年に前倒しされ、反ユーロを掲げる「五つ星運動」が政権を握る可能性がある。

クレディ・スイス(ニューヨーク)の世界外為戦略部門責任者、シャハブ・ジャリヌース氏は「市場には(イタリアの国民投票で改憲案が)否決された場合に備える十分な時間があった。今のところ、市場が予想していた以上のマイナスの影響は出ていない」と述べた。

欧州中央銀行(ECB)が8日の理事会で債券購入プログラムの縮小を示唆するとの観測も、ユーロ相場を下支えした。ジャリヌース氏は「ECB理事会を控えていることも、この日のユーロ相場回復に結び付く要因となった」と説明した。

2日発表された11月の米雇用統計は堅調な内容だったが、米大統領選でのトランプ氏の勝利を受けたドル高基調を一段と強めるには至らなかった。

TDセキュリティーズ(トロント)の外為戦略部門ヘッド、マーク・マコーミック氏は「足元のドル相場は金利観測に基づく水準を超えており、市場のポジションは急速に動いてきた。このためドル相場は向こう数週間にわたって反落する余地がある」と話した。

ドル/円 NY終値 113.82/113.87

始値 114.38

高値 114.77

安値 113.17

ユーロ/ドル NY終値 1.0762/1.0766

始値 1.0697

高値 1.0796

安値 1.0683

*レートを更新しました。

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