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アップルウオッチが年末商戦で好調、値下げや販促が奏功

2016年12月7日

[サンフランシスコ 6日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>の腕時計型端末「アップルウオッチ」は、販売不振に陥っていた年央から一変し、年末商戦では好調となっている。新デザインの導入や値下げ、販売促進活動の強化が奏功した形だが、アナリストらは長期的に人気が継続するかは不明だとしている。

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、年末商戦の第1週目にアップルウオッチの販売が過去最高を記録したと明らかにした。

一方、調査会社IDCは5日、第3・四半期のアップルウオッチの販売数が前年比で71%落ち込んだとの推定値を公表していた。

アナリストの一部は季節的需要が大きく変化していることを受けて、スマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」とタブレット端末「iPad(アイパッド)」のような大ヒットにはならないとの懸念を強くしている。

BGCパートナーズのアナリスト、コリン・ギリス氏は「次の四半期も需要が持続するかを見極めたい」と述べた。

調査会社スライス・インテリジェンスがまとめたデータによると、アップルウオッチの販売は7、8月と振るわなかったが新型モデルが投入された9月に大きく増えた。

10月はやや減少し、11月に再び増加した。平均販売価格は10月の393.39ドルから11月は353.19ドルに低下したという。

2015年に登場したアップルウオッチ「シリーズ1」の当初価格は349ドルだったがアップルは今年3月に299ドルまで値下げしている。9月には269ドルになった。

また、同社は年末商戦に向け、ナイキ<NKE.N>との提携モデルの発売や広告の積極展開などを通じて販促活動を強化。

小売データ分析会社マーケット・トラックによると、小売店のチラシのうち、ウエアラブル端末全体に占めるアップルウオッチの広告の割合は14%と、昨年の6%を上回っている。

アップルは小売価格だけでなく製造コストも削減してきた。調査会社IHSの分析によると、今年のエントリーモデルの製造コストは1台当たり92.78ドルと、昨年モデルの98.79ドルから低下。アナリストのケビン・ケラー氏は、小売価格と製造費の差によってアップルは依然として「かなりの額の資金を得ている」と指摘した。

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