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よい金利上昇なら長期金利目標引き上げ、国債買い入れ減額も=岩田日銀副総裁

2016年12月7日

[長崎市 7日 ロイター] - 日銀の岩田規久男副総裁は7日午後、長崎市内で記者会見し、足元の長期金利は「ゼロ%程度」として、政策対応は不要との考えを示した。今後、経済成長に伴って長期金利が上昇する場合は長期金利目標をゼロ%から引き上げ、年間80兆円の国債買い入れ額も減額する可能性があるとの考えを示した。

米国の長期金利上昇に伴い、足元国内の長期金利(10年債利回り)は0.05%程度と日銀が9月に政策の枠組みを変更し「イールドカーブ・コントロール(YCC)」を導入した時点(マイナス0.05%近辺)から上昇基調にある。岩田副総裁は「ほぼゼロの範囲にあり、2%の物価目標へのモメンタム(勢い)に悪影響を及ぼしておらず、何か差し当たってする必要はない」と明言した。

一方、長期金利上昇に対して日銀が対応するかどうかを決めるのは「上昇の原因とスピード」と指摘。「物価目標達成を阻害するなら長期金利を抑える必要がある」が、「日本経済がよくなり、ゼロ%程度を維持せず、少し上がっても大丈夫というときには、YCCの値(長期金利目標)を変えて、それによって(国債買い入れの)量も若干変化することがあるかもしれない」と述べた。

9月のYCC導入後、ゼロ%程度に設定している長期金利目標の引き上げについて日銀幹部が公式に発言したのは珍しい。国債買い入れの量を重視するリフレ派の岩田副総裁が減額も示唆したことで、日銀が国債の買い入れを継続し、保有残高の拡大を継続する限りは、フローベースの買い入れ減額は問題視しない姿勢が浮き彫りになった。

(竹本能文)

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