経営×物流

ヤマト運輸、センコーがドライバー不足対応で大型車両導入加速

 深刻なドライバー不足に対応し、物流大手各社が21mフルトレーラなど大型車両の導入を加速している。

 ヤマト運輸(本社・東京都中央区、長尾裕社長)では新規格バン型フルトレーラとセミトレーラを拠点間幹線輸送に導入し、センコー(本社・大阪市北区、福田泰久社長)は21mフルトレーラを今月開設した新拠点に導入した。車両大型化による輸送の効率化を進めることでドライバー不足等の課題解消を図っていく。

 21mフルトレーラの場合、単純計算で荷台容積が10トン車の約2倍となるため、輸送効率の向上が実現するとともに、車両重量あたりのCO2排出量も軽減される。また、輸送の効率化でドライバーの労働環境の面からも改善が見込まれるため、今後も大型車両の導入が進んでいきそうだ。

ヤマト運輸の新規格フルトレーラは積載率23%向上

 ヤマト運輸はこのほど、ゲートウェイ(GW)間の多頻度幹線輸送の効率化を目的として、従来型より連結全長が長い新規格のバン型セミトレーラとバン型フルトレーラを厚木GW(神奈川県愛川町)と中部GW(愛知県豊田市)に各1台ずつ、計4台導入する。新規格のバン型セミトレーラ・フルトレーラの導入は日本初となる。

 ヤマトグループは、2013年に厚木GWを開設した。今年10月には中部GWの稼動を開始し、17年には関西GWの稼動開始を予定している。GW間の多頻度幹線輸送により東名大で当日輸送の実現を目指すなかで、幹線輸送のさらなる効率化を実現するために、いすゞ自動車(本社・東京都品川区、片山正則社長)と日本フルハーフ(本社・東京都港区、上野晃嗣社長)と協力し、従来よりも連結全長が長く、大量に輸送できる新規格のセミトレーラ・フルトレーラを共同開発した。

 新規格のバン型のセミトレーラは連結全長が17.5mとなり、従来型よりも1m車長が長くなっている。従来型のセミトレーラではロールボックスパレットを24本積むことができるが、新規格車両では2本多い26本を積むことができるようになり、積載率は8%増加した。

ヤマト運輸の新規格セミトレーラ
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