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NY市場サマリー(7日)

2016年12月8日

[7日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して下落。米国債利回りが低下したことや、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)をめぐる思惑がドル売りにつながった。

連邦準備理事会(FRB)はFOMCで利上げに踏み切るものの、慎重な景気認識と政策運営路線を採用すると予想されている。

欧州中央銀行(ECB)が8日の理事会で、資産買い入れ縮小(テーパリング)の具体的な時期を示すかどうかへの注目度も高い。ただ、ユーロ圏の物価がなお低迷しているだけに、近いうちのテーパリングはなさそうというのが大方の見方だ。

カナダドルは対米ドルで上昇。カナダ中央銀行が声明で、経済に著しい需給の緩みがあると指摘した一方で、利下げを検討しないことを示唆する表現を用いたことが材料視された。

<債券> 30年債利回りの下げが約3カ月ぶりの大きさとなる見通しだ。

欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、海外経済指標がさえず世界成長への楽観的な見方が後退した。独英国債利回りが低下した流れが米国市場にも波及した格好だ。

30年債利回り<US30YT=RR>は6ベーシスポイント(bp)低下して3.020%。ロイターのデータによると、1日の下げでは7.9bp低下した8月29日以来の大きさとなる勢いだ。

<株式> 続伸。米大統領選でのトランプ氏勝利を受けた相場上昇が続き、ダウ工業株30種とS&P総合500種が過去最高値を更新した。輸送株が買われたことも、相場の地合いを強めた。

主要3指数はいずれも上昇率が1%を超えて終了。米国株はトランプ氏の景気刺激策や法人税減税、規制緩和といった方針を好感し、大統領選後に上昇傾向が続いている。ブリン・モー・トラストのアーニー・セシリア最高投資責任者(CIO)は「新政権は企業寄りとの見方が続いているのだと思う」と述べた。

セクター別では、S&P総合500種の主要11業種指数のうち10業種が上昇。高配当銘柄とされる通信株指数<.SPLRCL>と不動産株指数<.SPLRCR>が大きく上がった。また幅広い市場動向を示す指標として注目されているダウ・ジョーンズ輸送株平均<.DJT>は2.5%上昇して過去最高を更新した。

一方、トランプ次期大統領がタイム誌に「薬価を引き下げる」と発言したことを受け、バイオテクノロジー株と医薬品株は売られた。S&Pヘルスケア株指数<.SPXHC>は0.8%低下。ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は2.9%下げた。

<金先物> 対ユーロでのドル売りに伴う割安感などを背景に買いが優勢となり、3営業日ぶりに反発した。

朝方から外国為替市場でドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て商品の金塊に割安感が浮上したため、相場は早朝から上昇した。ただ、午後にかけて米株相場が一段高となる中、金相場は上げ幅を縮小した。

<米原油先物> 米エネルギー情報局(EIA)週報で石油精製品の在庫が増加したことが嫌気されて続落、米国産標準油種WTIは再び1バレル=50ドルを割り込んだ。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は10日に会合を開き、協調減産の最終合意を目指す。ただ、協議の難航を予想する向きも少なくないため、売りが出やすかったとの見方もあった。

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