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トランプ氏、労働長官にファストフード大手の経営者起用

2016年12月9日

[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ次期米大統領は8日、次期労働長官にファストフード大手CKEレストランツ・ホールディングスのアンディー・パズダー最高経営責任者(CEO)を起用すると明らかにした。

パズダー氏は最低賃金引き上げと労働条件をめぐる政府の規制に批判的なことで知られ、同氏の指名には労働組合などから懸念の声が上がっている。

パズダー氏は66歳。CEOを務めるCKEレストランツはファストフードチェーンの「カールス・ジュニア」と「ハーディーズ」を運営している。

パズダー氏はテレビのインタビューなどで最低賃金の引き上げはレストラン閉鎖の原因となり労働者が不利益を被ることになると主張してきた。また、ファストフード業界での自動化のメリットを訴えている。

同業界の従業員らは、最低賃金を時給15ドルに引き上げるよう求める「ファイト・フォー・15ドル」運動を展開しており、ニューヨークやカリフォルニアなどの州はすでに引き上げを決定している。

トランプ氏は声明で「労働者のために戦ってきた」としてパズダー氏を称賛。「雇用拡大を妨げ、賃金を抑える不必要な規制の重荷から中小企業を救うだろう」と述べた。

また、パズダー氏も同じ声明で「正しい政府の政策が米労働者にとって雇用増大と賃金改善につながる」との考えを示した。

労組幹部などは、トランプ氏が労働省や労働関係委員会の幹部人事で企業寄りの人選を行い、オバマ政権が推進してきた残業手当の適用拡大を含む主要な労働規制を緩和する恐れがあるとして懸念を示していた。

米国州郡市町村職員連盟のリー・サンダース代表は「トランプ氏は選挙戦で労働者支援などについてうまいことを言っていたが、閣僚の指名はその逆を行っている」と批判した。

*内容を追加しました。

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