住宅ローンおすすめ比較[2017年]
2016年12月28日公開(2017年5月10日更新)
ザイ・オンライン編集部,野口達也

フラット35に最低金利の住宅ローンが登場!
頭金2割の優良顧客を狙う、アルヒの戦略に注目

 全期間固定金利の住宅ローン「フラット35」に注目の新商品が登場した。住宅ローン専門機関・アルヒ(ARUHI、旧SBIモーゲージから社名変更)が投入した「スーパーフラット」で、従来より低金利で借りられる商品として人気を集めている。アルヒが出した新商品は、審査が緩めというフラット35の特徴を持ちながら、金利もフラット35の中では一歩抜きん出た低金利となっていて、大変魅力だ。なぜ、これほどの低金利を実現できたのだろうか。

リフォーム費用をセットで借りれば、
当初10年間の金利は0.42%と超低金利!

 アルヒは、フラット35について、6年連続取り扱いシェア1位を誇る。そのアルヒが、2016年10月に出したフラット35の新商品「スーパーフラット」が人気だ。人気の理由は何と言っても低金利。

 省エネ・耐震性などに優れた住宅の取得時に利用できる「スーパーフラットS(Aプラン、団信なし)」は、表面金利は当初10年間0.66%になる(2017年5月現在)。他社も扱っている同等商品「フラット35S」の表面金利は0.76%(業界最低金利)なので、アルヒの方が0.1%低い。

 さらに、中古住宅の購入費用とリフォーム費用をセットにして借りる「スーパーフラットリノベ(Aプラン、団信なし)」だと、表面金利は当初10年間0.36%しかかからない。

 フラット35を借りるのであれば、数ある金融機関の中でもアルヒが有力な選択肢となる。

 アルヒのスーパーフラットは金利が0.1%低い(2017年5月)
  アルヒ 他行のフラット35
 フラット35  スーパーフラット
(団信なし)
 フラット35
 0.96% 1.06%
 フラット35S(長期優良住宅など)  スーパーフラットS
(Aプラン、団信なし)
 フラット35S
(Aプラン)
 0.66% 0.76%
 フラット35リノベ
(リフォームが必要)
 スーパーフラットリノベ
(Aプラン、団信なし)
 フラット35リノベ
(Aプラン)
 0.36% 0.46%
※ Sタイプは11年目以降金利0.3%アップ、リノベは同0.6%アップ。スーパーフラット(団信込み)は、金利を0.3%上乗せ

 「発売1カ月でスーパーフラットの申し込み件数は300件。これまで当社が扱った商品の中では一番出だしがいい。不動産会社から商品説明の勉強会を開いて欲しいという要望も増えています」(アルヒ・今井聡美商品企画マネージャー)

■「アルヒ」のスーパーフラットの概要
金利 ⇒「アルヒ」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 なし
オプション保険[保険料] 死亡・高度障害(金利を0.3%上乗せ)
事務手数料(税込) 借入額×2.16%
保証料(税込) 0円
【ポイント】SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。スーパーフラットは、通常のフラット35よりも金利が0.1%も低い。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴。
アルヒの公式サイトはこちら

(関連記事はこちら!⇒[アルヒの住宅ローンの金利・手数料は?]

頭金20%以上の人に延滞の実績はほぼなし!
堅実な人に絞り込んで、金利を0.1%引き下げ

 なぜ、こんなにも低くできるのか。それは融資対象を購入金額の20%の頭金を用意できる人に絞っているからだ。

 「通常のフラット35でも、20%以上の頭金を用意できる人は一定数いて、実績として返済が延滞することはほとんどなかった。堅実で計画的な人が多いからでしょう。新商品はここに目をつけました」(今井マネージャー)

 アルヒのスーパーフラットは一般的な「買い取り型」とは違い、「保証型」と呼ばれる独自のフラット35だ。商品設計は金融機関が自ら行うため、買い取り型に比べて特徴を出しやすい。対象を絞り込むことで金利を低くし、他の銀行に流れていた優良顧客を奪い取るのがアルヒの戦略なのだ。

 フラット35は、半官半民の商品であるため、民間の銀行の住宅ローンよりは審査が甘めなのが特徴だ。実際、アルヒのユーザーは会社員の転職組や自営業者がほとんどで、女性が2割、外国人も1割弱いるという。その上、今回のスーパーフラット登場で、金利が低くなり、魅力がさらに増したと言えるだろう。

リフォームも一緒にすれば変動金利以下の低金利!
実質金利ランキングではトップに!

 アルヒのスーパーフラットで最も金利が低いのは、中古住宅購入費用とリフォーム費用を一緒に借りる「スーパーフラットリノベ」で、表面金利は0.36%(11年目以降は0.96%)と、当初10年間は変動金利以下の水準だ。これだけ金利が低いと、民間の銀行の同様の商品よりもお得になってくる。下表は、35年固定金利で「中古住宅購入費用+リフォーム費用」を一括して借りた場合の主な銀行の金利ランキングだ。

【2017年5月】(新規借り入れ住宅ローン)
◆「中古住宅+リフォーム費用」の金利ランキング
※借入金額3000万円、借入期間35年、35年固定で計算(詳細条件は表組の下)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆アルヒ <スーパーフラットリノベ(Aプラン)(団信込み) 35年固定>
1.087% 0.660% 0円  借入額×2.16%
2位 ◆三井住友信託銀行 <フラット35リノベ(金利Aプラン) 手数料無料コース 35年固定>+団信(別途)
1.114% 0.600% 0円 0円
3位 優良住宅ローン <フラット35リノベ(金利Aプラン) 20年超>+団信(別途)
1.219% 0.460% 0円  借入額×0.66%
※実質金利は、借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料、団体信用生命保険料(フラット35のみ対象。融資残高×0.358%を毎年支払う)とする。主要15金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各金融機関の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。フラット35は頭金10%または20%以上。

 借入金額3000万円、融資期間35年という条件であれば、アルヒの「スーパーフラットリノベ」が大手銀行の商品よりも優位に立っているどころか、最もお得な商品であることが一目瞭然だ。なお、ランキングで使った「実質金利」とは、諸費用(事務手数料、保証料)込みの金利で、本当にお得な商品を見つけられる。

アルヒのスーパーフラットは「団信込み」がお得
金利0.3%上乗せで、支援機構の団信よりも割安

 なお、アルヒのスーパーフラットは「団信込み」と「団信なし」があり、どちらを選べばいいのか悩むだろうが、オススメは「団信込み」だ。

 アルヒのスーパーフラットは「団信込み」を選ぶべき!(2017年5月)
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
事務手数料
(税込)
 スーパーフラットリノベ(Aプラン)(団信込み) 35年固定
1.087% 0.660%  借入額×2.16%
 スーパーフラットリノベ(Aプラン)(団信なし) 35年固定
 +住宅金融支援機構の団信加入(毎年、融資残高×0.358%)
1.155% 0.360% 借入額×2.16%
 ※「団信なし」は、実際には住宅金融支援機構の団信加入できないが、比較のために加入したとして、実質金利を計算

 通常のフラット35は、死亡時または高度障害になった時に住宅ローン残高が支払われる団体信用生命保険(団信)がついておらず、大半の人が住宅金融支援機構の団信に加入する。費用として毎年、融資残高×0.358%の保険料を支払っている。

 ところが、アルヒのスーパーフラットは金利を0.3%上乗せするだけで「団信込み」にできる。これは融資残高×0.3%の保険料を毎年、支払っているのとほぼ同じだ。そのため、アルヒの団信は割安と言える。表にあるように、諸費用も加味した実質金利で比較しても、「団信なし+住宅金融支援機構の団信加入」よりも「団信込み」の方が割安になっているので、「団信込み」がオススメだ。

 同じような「保証型」の商品は、日本住宅ローンも出しているが、積水ハウスなど提携している住宅メーカーで建てたお客でないと、低い金利が適用されない。アルヒのスーパーフラットには住宅メーカーの制限はない。

 審査が甘めのフラット35を借りようと考えているのであれば、アルヒのスーパーフラットは検討に値する住宅ローンの一つだ。また、中古住宅の購入と同時にリフォームを検討している人にとっても有力な選択肢となるだろう。

■「アルヒ」のスーパーフラットの概要
金利 ⇒「アルヒ」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 なし
オプション保険[保険料] 死亡・高度障害(金利を0.3%上乗せ)
事務手数料(税込) 借入額×2.16%
保証料(税込) 0円
【ポイント】SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。スーパーフラットは、通常のフラット35よりも金利が0.1%も低い。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴。
アルヒの公式サイトはこちら

(関連記事はこちら!⇒[アルヒの住宅ローンの金利・手数料は?]

 ◆住宅ローン金利ランキング[借り換え] ⇒ 新規借入はこちら
住宅ローン「実質金利」ランキング(35年固定)一覧!
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住宅ローン「実質金利」ランキング(変動金利)
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【2017年5月最新版】競争が激しく、0.5%前後の低金利!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(新規借入)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年(詳細な条件は表組の下に記載)
順位
銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位
◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き) 変動金利>
0.571%
0.507%
0円
32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
事務手数料は一律32万4000円と定額であるため、他行に比べて比較的割安だ。金利についても、最優遇金利が適用されればトップクラスの低さとなり、実質金利で見ても競争力が高い。注文住宅で必要となる「つなぎローン」も別途、用意している。
2位
◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 頭金20%以上 変動金利>
0.606%
8疾病保障付き
0.477%
0円
借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス。通常の団信に加えて、「8疾病保障」を無料で付帯しているので、おとくな商品と言える。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。住信SBIネット銀行には、「当初引き下げプラン」もあるが、変動金利を借りるなら「通期引下げプラン」を選ぼう。
【関連記事】[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、8疾病保障も無料
住信SBIネット銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
2位
◆SBIマネープラザ <MR.住宅ローンREAL 頭金20%以上 変動金利>
0.606%
8疾病保障付き
0.477%
0円
借入額×2.16%
SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラ ザ。「MR.住宅ローンREAL」は住信SBIネット銀行の商品で、銀行代理店業者として販売する。変動金利は低金利で競争力があり、8疾病保障も無料で 付帯する。SBIマネープラザの支店で相談する、対面用の商品。
SBIマネープラザの住宅ローンの公式サイトはこちら
4位
◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.626%
がん50%保障付き
0.497%
0円
借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、契約は最短10日とい短期間での契約が可能だ。
【関連記事】[じぶん銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利は業界トップクラスの低金利!がんになると住宅ローンが半減する団信が無料
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
4位
◆au住宅ローン <KDDI 全期間引下げプラン 変動金利>
0.626%
がん50%保障付き
0.497%
0円
借入額×2.16%
【au住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
携帯電話のauユーザーが、じぶん銀行が提供する「au住宅ローン」を借りると、毎月500円分キャッシュバック(チャージ)されるという特典が付いている。特典は最大3万円分(5年間)受け取れる。じぶん銀行の住宅ローンは変動金利の競争力があり、トップクラスの低金利だ。また、がんと診断されると住宅ローン残高が50%になる疾病保障「がん50%保障団信」が無料で付いているので安心感が高い。KDDIがじぶん銀行の代理店となり販売している。
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
6位
ソニー銀行 <変動セレクト 頭金10%以上 変動金利>
0.628%
0.499%
0円
借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
外貨預金などで有名なソニーグループの銀行。「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。新規借入で頭金が10%以上あれば、借り換えよりも低い金利が適用される。
【関連記事】[ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!来店不要で迅速な対応が売りで、対面相談も可能!
ソニー銀行のお申し込みはこちら
7位
イオン銀行 <金利プラン(定率型) 変動金利>
0.699%
0.570%
0円
借入額×2.16%
【イオン銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
イオングループの銀行で、イオンでの買い物が5年間、5%オフになる(買い物額で年間90万円まで)ので、合計で最大22.5万円分のメリットがある。また、売買契約金額・工事請負契約金額の105%まで借りられるので、諸経費や中古住宅のリフォーム費用も住宅ローンと一緒に、低い金利で借りられる。セカンドハウスローンも用意している。
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