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ECB、モンテ・パスキの救済計画完了期限延長を拒否=関係筋

2016年12月10日

[ミラノ 9日 ロイター] - イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)<BMPS.MI>が欧州中央銀行(ECB)に救済計画の完了期限を延期するよう要請したことについて、関係筋は9日、ECBがこの要請を拒否したことを明らかにした。これを受け、モンテ・パスキの資本増強に向けイタリア政府に対する圧力が高まる可能性がある。

モンテ・パスキは50億ユーロ(53億ドル)の資本増強計画の年内完了を目指していたが政治的な先行き不透明感の高まりを受け、同行は7日に声明を発表し、救済計画の完了期限を3週間延長し1月20日とするよう要請したことを明らかにしている。

関係筋によると、ECBの監督委員会は9日の会合でこの要請を拒否。延期することで得られる効果はほとんどなく、イタリア政府が介入する時期に来ていると判断したことが背景としている。

この件に関してイタリア財務省はコメントを控えた。ただ政府関係筋は、銀行支援に向け緊急命令を出す準備を整えていることを明らかにしている。

モンテ・パスキの広報担当者は、同行はECBから何の通達も受けていないと述べた。ただ関係筋は、モンテ・パスキは9日夜から取締役会を開いており、会議は10日にもつれ込む可能性もあるとしている。

関係筋によると、モレッリ最高経営責任者(CEO)は21億ユーロの劣後債を株式に交換することで市場から資金を調達する案を再び提示する可能性がある。このほかカタール投資庁(QIA)が同行に対し追加的に10億ユーロの投資を行う可能性があるが、銀行関係者は政府による介入が最も可能性の高い選択肢となるとの見方を示している。

モンテ・パスキ株はこの日の取引を10.6%安で終えた。

*内容を追加しました。

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