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アングル:格付け事業の外資開放、中国社債市場の魅力向上か

2016年12月10日

[北京/香港 8日 ロイター] - 中国当局が格付けサービスを外資に完全開放する措置を発表した。7兆ドル規模に達する中国の社債市場において、信用リスク評価と価格設定の精度が高まりそうだ。

中国商務省と中国国家発展改革委員会(NDRC)は7日、外資投資規制の草案を発表し、信用調査と格付けサービスに対する外資の投資規制を解除した。

グローバルな格付け会社は現在、中国の合弁会社に50%未満しか出資できない。外資参入の道が開かれたことで、外国人投資家にとって中国社債市場の魅力が高まる可能性がある。

中国は今年、債券市場の開放に踏み切ったが、国内の格付け機関が牛耳っている格付けの質に懸念があるため、外国人投資家は積極的な投資に二の足を踏んでいる。

しかも中国では2014年に初めて社債がデフォルト(債務不履行)を起こして以来、デフォルト件数がじわじわと増えている。ノムラによると、今年のデフォルト総額は200億元(29億1000万ドル)と、昨年の154億元、14年の18億元から増加した。

国際的な格付け会社は当局の発表を歓迎している。ただ、規制緩和の詳細は明らかにされていない。

フィッチ・レーティングスのグレーターチャイナ(大中華圏)責任者、クウォン・リー氏はロイターに対し、今回の措置に「勇気付けられた」とした上で、「中国で格付け機関を管轄している他の規制当局の対応も見極める必要がある」と述べた。

ムーディーズ・インベスターズ・サービス<MCO.N>は、一般論として歓迎できるとし、規則変更の影響について調査中だとした。

S&Pグローバル・レーティングス<SPGI.N>は「中国国内市場で提供される格付けサービスの拡大および質の強化に向けた努力を支持する」と表明した。

(Matthew Miller記者 Umesh Desai記者)

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