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今週の米株市場、FRBがタカ派的ならスピード調整も

2016年12月12日

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 今週は、13─14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合と、来年の利上げペースに関する米連邦準備理事会(FRB)のシグナルが、上昇が続く米株市場にとって米大統領選以降で最大のリスク要因となる見通し。

投資家はしばらく前からFRBの利上げを予測しているものの、一部の市場参加者はFRBがインフレと将来の利上げについてタカ派色を強めるのではないかと懸念している。

米株市場は11月8日の大統領選以降、トランプ次期大統領のインフラ支出拡大、減税、規制緩和で米経済成長が上向くとの期待感を背景に最高値を更新してきた。

米国の投資家は将来の成長見通しに楽観的なようだが、FRBも同様かどうかは疑問が残る。

FRBは金利政策とともに、経済見通しも発表する。インフレ率が急速に上昇する見込みであれば、FRBは投資家の予想以上に速いペースで利上げを迫られる可能性があり、そうなれば米株市場にとって押し下げ要因になりかねない。

プルデンシャル・ファイナンシャルの市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「インフレが高進し、スピードも加速するとFRBが考えれば、市場が一服する理由となる」と述べた。

ただ、イエレン議長は、緩やかな利上げペースを投資家に保証したいのではないかと同氏はみている。

大統領選以降の株価の大幅な上昇を受け、既に警戒を呼び掛けているストラテジストもいる。過去5週間のS&P総合500種指数<.SPX>の上昇率は今年3月以来最高で、ダウ工業株30種平均も大統領選以降に7.8%上伸した。

上場投資信託(ETF)レンジャー・エクイティ・ベア<HDGE.P>のマネジャー、ブラッド・ラメンズドルフ氏は「市場は現在、短期でも長期でも買われ過ぎの状態にある」と指摘した。

株式投資家はまた、利上げがドルに与える影響も懸念している。

ストラテジスト約40人を対象にしたロイター調査によると、ドル高も来年の株価のリスク要因の1つに挙げられている。大統領選後に急伸しているドルが今後も上がり続ければ、多国籍企業の利益を圧迫する公算も大きいためだ。

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