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東芝歴代社長の告発、検察と議論の段階に至っていない=監視委員長

2016年12月12日

[東京 12日 ロイター] - 証券取引等監視委員会の佐渡賢一委員長は12日の退任会見で、東芝<6502.T>の歴代社長の刑事告発について、「検察ときちんと議論する段階に至っていない」と述べた。告発の判断をめぐり、監視委と検察の関係が「悪化しているとは思わない」とも語った。

東芝の不正会計で、西田厚聡元社長、佐々木則夫元社長、田中久雄元社長の歴代3社長を金融商品取引法違反で刑事告発するため、監視委は調査を進めているが、事件化は難しいとする検察と見解が対立。双方の溝は埋まっていない。

佐渡委員長は、東芝の不正会計問題は「個別案件を超えて、証券監視委のあり方についてもいろいろと検討すべき事項の多い案件」と指摘。検討すべきテーマとして、証券監視委と検察の関係のあり方などを挙げた。

佐渡氏は福岡高検検事長を経て2007年に監視委の委員長に就任。3期9年にわたって委員長を務めた。12日付で退任し、長谷川充弘・前広島高検検事長が新委員長に就任する。

(和田崇彦)

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