適材適所のICT活用で
コストの最適化を実現

 「USEN GATE 02」のサービスは、大きく2種類のサービス群に分けられる。一つは、当初から提供してきたインターネット接続や、インターネットVPNなどの拠点間通信。それらのネットワークサービスと組み合わせたセキュリティサービスをフルマネージドで提供することを得意としている。「低遅延・高品質のインターネット回線とレンタルルーターなどを導入し、数百拠点を結ぶインターネットVPNを構築した飲食チェーンなどの事例も少なくありません」と青柳氏は説明する。

 もう一つのサービス群は、G Suite(旧Google Apps)やサイボウズなどのクラウドサービスやデータセンターなどだ。現在、企業ICTの基盤としてクラウドサービスの利用が広がっているが、青柳氏は「社内の仕組みを何でもクラウドに移行することが正しいかといえば、セキュリティや効率性の観点から考えると、必ずしも正解とはいえません」と指摘する。

 そして、メールやグループウエアなどの情報共有の仕組みはクラウドサービスを利用し、基幹システムは強固なセキュリティで保護されたデータセンターにアウトソーシングするなど、適材適所のICTサービスの活用を提案。これにより、「企業の目的に応じた戦略的なICTの活用とセキュリティの確保とともに、コストの最適化を図ることができます」と述べる。

 インターネット回線はもちろん、グーグルやサイボウズなどのクラウドサービスをいち早く手掛け、パートナーとして豊富な経験とノウハウを持っていることも、「USEN GATE 02」の優位性となっている。

 USENは、マルチサービスベンダーとして、企業や教育機関のニーズが高い無線LANや、あらゆるモノがインターネットにつながる時代のキーテクノロジーとなるIoTなどにも注力していくという。

 無線LAN環境の構築では、無線アクセスポイントの設計から設置まで行う。LAN工事は、音楽放送設備の配線工事などで培ったノウハウと人材を生かし、全国150拠点に及ぶ自前のフィールドエンジニアが対応する。「工事に関わる他社との調整が不要なため、無線LAN導入の工期やコストの削減が可能です」(青柳氏)。

 また、IoTではモノに取り付けたセンサー情報をモバイル通信などで収集する必要がある。USENは、仮想移動体通信事業者(MVNO)として、主要なモバイル通信キャリアのサービスに対応。「企業ニーズに応じて、複数キャリアのモバイルサービスを組み合わせて提案することも可能です。機器同士を接続するM2Mサービスなどで培ったノウハウをIoTに生かし、今後も時代に合ったICTサービスの提供を検討していきます」と青柳氏は話す。

 「お客様とともに歩むグッドパートナー」を理念に、安定性、信頼性の高いICTサービスの提供を推進するUSEN。企業にとっても力強いパートナーになるに違いない。

問い合わせ先
株式会社USEN
ホームページアドレス:https://www.gate02.ne.jp/