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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントで社員の幸せと企業の存在意義が決まる

上田惇生
【第181回】 2010年2月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
『現代の経営』[上]
ダイヤモンド社刊
1890円(税込)

 「マネジメントとは、事業に命を吹き込むダイナミックな存在である」(ドラッカー名著集『現代の経営』[上])

 ドラッカーは、続けてこう言っている。マネジメントとは、まぎれもなく、産業社会における主導的な存在である。マネジメントが主導的な機関として出現したこと自体が、人類史上、画期的な出来事である。

 ドラッカーの問題意識は、産業社会は成立するか、企業は人を幸せにするかにあった。その答えが、「成立する」「幸せにする」だった。そして、それを可能にする主役となるべきものが、マネジメントだった。こうしてマネジメントが、文明の担い手となった。

 それは、単なるカネ儲けの手段ではなかった。数式モデルとデータによるゲームまがいのものでもなかった。

 ドラッカーが教えてくれたものは、気高きもの、堂々たるものとしてのマネジメントだった。ドラッカーは、企業とそのマネジメントの成否が、社会の行方を左右するとした。このドラッカーの言葉に勇気づけられ、経営の指針としてきた経営者は多い。 

 ドラッカーは、こうしてマネジメントを深化集大成し、本書『現代の経営』によって、マネジメントの発明者、マネジメントの父と仰がれるようになった。

 「文明が存続するかぎり、マネジメントは、基本的かつ支配的な機関として残る。それは、近代経済の特性および企業のニーズからして不可欠のものである」(『現代の経営』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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