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米民主党、ティラーソン氏の国務長官指名承認公聴会に向け調査

2016年12月14日

[ワシントン 13日 ロイター] - 次期米国務長官に指名された石油大手エクソンモービル<XOM.N>のティラーソン最高経営責任者(CEO)をめぐり、米上院の承認公聴会に向けて民主党議員が会計や法律の専門家の協力の下で同氏に関する綿密な調査を実施する意向であることが、党関係者の話で明らかになった。

同氏についてはロシアとの親交の深さが民主、共和両党で懸念されており、指名承認が難航する可能性がある。ただ、共和党議員の懸念を払拭することができれば、同党が過半数を占める上院で承認を得ることは可能だとみられる。

民主党はロシアとの親交の深さだけでなく、企業価値が3800億ドルにも上る石油大手のトップが国務長官に就任した場合に生じ得る利害の衝突についても懸念しており、ティラーソン氏が個人で保有する資産や関係事業を厳しく監視することを求めている。

党関係者によると、民主党議員は同氏の指名が正式発表される前から指名承認公聴会の準備に専門家を集め始めたという。党指導部の関係者は「徹底的な審査を求めており、必要ならば長い時間を要しても構わない」と述べた。

公聴会を来月開く上院外交委員会のクリス・クーンズ民主党議員は「エクソンモービルの事業規模を考えるとビジネスでの関係やCEOの経験が国務長官としての意思決定にどのように影響するかについて懸念が生じる」と指摘した。

ティラーソン氏(64)の2016年の報酬は約2430万ドルで、ニューヨーク・タイムズ紙のCEO報酬ランキングでトップ200に入っている。保有する純資産は1億5000万ドルに上る。

民主党議員らはまた、同氏とロシアなど諸外国との関係を調べるために外交の専門家に意見を聞いている。

ティラーソン氏は、ロシアによるクリミア編入を受けた対ロ制裁に反対を表明し、制裁は効果がない場合がよくあると批判してきた。

一方、共和党指導部は同氏を強く支持。ただ、一部の党員は慎重な姿勢を示している。

外交委員会のマルコ・ルビオ共和党議員はティラーソン氏の指名について「深刻な懸念」があると述べた。

それでもなお、指名承認公聴会で同氏が満足のいく回答ができれば、慎重派の共和党議員も指名を受け入れるとみられる。

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