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トヨタ、新型C―HR発売 新設計手法でプリウスと車台部品9割共有

2016年12月14日

[東京 14日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は14日、多目的スポーツ車(SUV)の新型「C―HR」を日本で発売した。車づくりの新設計手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を導入した第2弾。欧米でも順次発売し、年約17万台の世界販売を目指す。人気の小型SUV市場で走りとデザインを追求した車を投入し、若い層を中心に新規顧客の取り込みを狙う。

TNGAとはパワートレインユニットとプラットフォーム(車台)を一新し、それらを多くの車で共有化して原価を低減しつつ、デザインの自由度を高め、車の「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能など商品力の向上も同時に実現させる新しい車づくり。

TNGAを初めて採用した現行の「プリウス」と同じ車台を新型C―HRでも使い、車台構成部品の約9割を共有。共通の部品が増えたことで従来に比べ設計と生産の効率を2割向上させた。

共有部品が増えれば増えるほどリコール(回収・無償修理)となればその費用がかさむ恐れがあるが、効率向上で浮いた時間や人員を品質確保のための作業に充てた。また、先行技術開発の分野にも多く人員を振り向けることができた。

新型C―HRの生産拠点はトルコの工場と子会社のトヨタ自動車東日本の岩手工場だが、部品共通化により、生産設備を大幅に変更しなくてもプリウスの工場でなら生産することも可能だ。

デザイン性やスポーツ性などを追求した結果、新型C―HRで初めて採用した部品でも将来の車に生かせるよう汎用性を持たせてある。例えばサスペンションのある部品は、今後発売される可能性のある「5―10車種で共通して使えるようになっている」(TNGAの開発を担当した小西良樹チーフエンジニア)。

日本では年約7万台、月6000台の販売を見込む。国内の事前受注は約2万9000台で、納期は3月初旬から中旬になるという。新型C―HR開発主査、古場博之氏によると、国内ではこのサイズ感のクラスでは顧客の約2割が他社の車からトヨタ車への乗り替えといい、「この割合をいかに増やしていくかがC―HRの使命」と語った。

価格は251万6400―290万5200円。前輪駆動で排気量1800ccガソリンエンジンと電動モーターのハイブリッド車、4輪駆動で1200ccのターボエンジン車の2種類を用意した。

(白木真紀)

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