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NY市場サマリー(14日)

2016年12月15日

[14日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、追加利上げなどを決めた連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、ドル高・円安が進み、ドル/円<JPY=>は一時、約1.3%高の116.71円に上昇し、2月8日以来10カ月ぶりの高値をつけた。ドルは他の主要通貨に対しても上昇した。

連邦準備理事会(FRB)はこの日のFOMCで、フェデラル・ファンド(FF)金利の0.25%引き上げを決定。さらに、2017年の利上げペースに関し、0.25%の金利引き上げが「3回」と見込み、9月時に見込んだ2回から上方修正した。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの為替ストラテジスト、イアン・ゴードン氏は「来年の利上げ回数が2回から3回に引き上げられたことが、ドル上昇の背景だ。市場では回数が増えることは織り込んでいなかった」と指摘。一方で、FRBの声明が経済見通しに対するリスクはおおむね均衡していると指摘していることなどを挙げ「全体としての声明のトーンはやや慎重だ」とも付け加えた。

ユーロ/ドル<EUR=>は終盤、約0.9%安の1.0534ドルとなった。FOMCの結果が発表になる前には、ドルに対し買われて6日ぶりの高値となる1.0669ドルまで上昇する場面もあった。

<債券> 米金融・債券市場では、米連邦準備理事会(FRB)がこの日の連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりの利上げを決定したことを受けて国債価格が下落、2年債利回りは約7年ぶりの水準に上昇した。

2年債<US2YT=RR>利回りは2009年8月、3年債<US3YT=RR>利回りは2010年5月、5年債<US5YT=RR>利回りは2011年5月以来の高水準となった。

FOMCではフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、0.50ー0.75%とすることを決定。また同時に示した経済見通しでは、2017年の0.25%利上げの予想回数が中央値で3回となり、9月時点での2回からペースが速まった。

シュワブ金融調査センター(ニューヨーク)の債券ディレクター、コリン・マーティン氏は、ドットチャートで来年の利上げの予想回数が増えたことは「やや意外で、想定よりも多少タカ派的だった」と指摘。「国債相場にとっては想定よりもわずかに弱気材料となり、イールドカーブが全般的に数ベーシスポイント(bp)上昇した」と述べた。

<株式> 米国株式市場は反落して引けた。米連邦準備理事会(FRB)が14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げを決定し、来年の利上げペースが一部の予想より速まる可能性を示唆したことが影響した。

米国株は今回の利上げを織り込んでいたものの、来年の利上げの回数が増えるかもしれないことが、最近の相場上昇を受けた利益確定の口実に使われた可能性がある。

USバンク・プライベート・クライアント・リザーブのマネジングディレクター、デービッド・シーゴライト氏は「過去数週間にわたって力強い値上がりが続いてきたので、いったん利食いに動くための口実は、何であっても普段より説得力を持つ」と話した。

この日は原油価格が大きく下げたため、石油のエクソンモービル<XOM.N>が2.2%安となり、S&P総合500種を押し下げる一番の要因になった。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策決定を前に買い戻しが入り、反発した。 中心限月2月物の清算値は前日比4.70ドル(0.41%)高の1オンス=1163. 70ドル。

金塊現物相場は午後1時40分現在、4.300ドル高の1160.810ドル。 この日は午後にFOMC声明の公表を控えていたため、外国為替市場ではドルがユーロ などに対して調整売りに押される展開。ドル建てで取引される商品に割安感が生じたこと を受け、金塊は早朝にかけて強含みに推移した。

午前中も米経済指標の発表が続く中、金塊相場はプラス圏を維持。一連の統計では、卸売物価指数が市場予想を上回る一方、小売売上高と鉱工業生産は低調な内容にとどまり、 全体としては強弱まちまちだった。

しかし、清算値が小幅高で確定した後、FOMC声明が公表されると、金塊は一転して急落。0.25%の利上げ決定は大方の予想通りだったものの、会合参加者による経済・金利見通しで、2017年の利上げ回数が2回から3回(中央値)に増えたことが金利を生まない金塊にとって重しとなったもよう。2月物は一時1150.00ドルまで下落。 午後2時半現在は前日比4.00ドル安の1155.00ドルで推移している。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国内の供給過剰懸念に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ決定などを受けたドル急伸に伴う割高感に圧迫され、4営業日ぶりに反落した。

米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値は前日比1.94ドル(3.66%)安の1バレル=5 1.04ドルと大幅下落。2月物の清算値は1.85ドル安の52.09ドルとなった。

前日夕に公表された米石油協会(API)週報で最新週の原油在庫が事前予想に反して大幅な積み増しだったことから、米国内の供給過剰懸念が再燃。米エネルギー情報局(E IA)がこの日午前に発表した週報では原油在庫が260万バレル減と、予想を上回る取 り崩し幅だったため、相場は一時下げ幅を縮小する場面もあったが、反応は一時的だった。

FRBは午後に入り、連邦公開市場委員会(FOMC)声明を発表、政策金利の0.2 5%引き上げを決定した。また、FRB高官らによる金利見通しが上方修正されたことから、外国為替市場ではドルがユーロなどの主要通貨に対して急伸。ドル建て商品の原油に割高感が生じたため、原油相場に一段と売り圧力がかかった。

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